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Author:海心堂
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 しんけん大分学検定中級
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鶴見地獄、八幡地獄探訪記 - 忘れられた温泉地獄を訪ねて

 


鶴見地獄、八幡地獄探訪記

亀川から向原温泉に戻ったのは、その後でここを見てみたかったからだ。

「別府温泉辞典」によれば、「日本人は、それを現世のものになぞらえて、活火山や温泉地などの地熱地域で、高温の蒸気や熱湯が噴出して危険を感じる所を地獄と呼んできました。もともとは天然のものでしたが、現在では、掘削によって得られた噴気や沸騰泉も地獄と呼ばれることがあります。」とある。


鶴見地獄は富士見通を西上して、観海寺温泉の入り口を過ぎ、南立石公園のすぐ手前の「鶴見山霊泉寺」の境内にある。 お寺は廃寺となっているようだが、境内の草取りをしている人が居られたので、声をかけると本堂の裏にあると教えてくれた。裏に回ると直径15mほどの池があり、やや奥よりから源泉が勢いよく湧き出していた。池の湯を指で触れてみると、沸騰状態ではなく60~70℃位の感じだ。湯の色はややくすんだ水色で、大きさといい色といい、やや地味な感があった。



 

霊泉寺裏の道を奥に進むと、立派な石の門柱があり、敷地の奥に轟々と噴気をあげる源泉口があった。先日の「ブラタモリ」で紹介された「八幡地獄」だ。


近づいてみると、噴気と共に湯が湧き出していて、湯川となって流れ出していた。指では触れられない熱さで、まさに沸騰泉だ。「ブラタモリ」での近江アナウンサーの測定では99.4℃だった。


戦前は噴泉地の他に「怪物館」なるものがあり、鬼・人魚・河童などの骨や剥製が展示されていたそうだ。「懐かしの別府ものがたり」にここの記事があり、「我八幡地獄は別府五大地獄の内の一つで昔から有る有名な地獄であります/一時睡眠の状態でありました地獄沈黙を破って昭和三年四月十九日午後三時震動と共に俄然地下二百四十尺の所より亀裂を生じて大爆発し耳をつんざくばかりの大音響と共に黒煙濛々として熱石、熱泥を八方に飛散し(後略)」などと、爆発のすさまじさを記している。」


このすぐ下は「前八幡児童公園」になっていて、市有の源泉が数本あった。戦前ここには「前八幡地獄」があり、40mも噴き出す間欠泉だったそうだ。

     



テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府観海寺温泉 向原温泉 - 一面に白い湯の花が舞い、香りも明瞭

 

10-25

863

別府八湯温泉道

NO.207

観海寺

向原温泉

 

一面に白い湯の花が舞い、香りも明瞭

 

平成29年3月19日訪問


亀川から長躯駆け戻り、ここを訪ねた。敷地内のサクラはいまだつぼみが固く、開花にはもうすこし時間がかかりそうだ。別棟の番台は無人で、浴室ではご老人が着衣中で、貸し切りでの入浴となった。

浴槽より高い位置にある脱衣所では硫黄の香りが感じられたが、洗い場ではそれほどでもない。しかし、湯口の栓を抜き、源泉を注ぎ入れると、一面に白い湯の花が舞い、香りも明瞭になった。


ピカピカに磨き上げられた浴室は、清潔で心地いい。午後の日が窓から差し込み、湯をキラキラと輝かせていた。


さて、あと一週間もすればサクラの開花が伝えられるだろうが、花見の温泉といえば、まずはラクテンチの「絶景の湯」が思い浮かぶ。浴室の窓の目の前に桜の大木があり、花見と別府湾の眺望が同時に楽しめる。市の原温泉のサクラも大木で見事に花を見せてくれるし、錦栄温泉は一本が切られたがもう一本は健在、別府パストラルの前庭のサクラや、四の湯の公園のサクラなどもあげられそうだ。

単純泉、78.0℃、PH6.4、
成分総量854mg

¥100


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府亀川温泉 入江温泉 - 天然温泉らしいえもいわれぬ香りが漂う

 

10-24

862

別府八湯温泉道

NO.206

亀川

入江温泉

 

天然温泉らしいえもいわれぬ香りが漂う

 

平成29年3月19日訪問


別府市の温泉道加盟施設で最も北に位置するのがここと思ったら、「とんぼの湯」がそれに当たるようだ。「入江」とは、かつてはここまで海岸線が入江となっていたからだろうか。


入口で先客とすれ違い、半地下の浴室は貸し切りだ。薄く濁りを感じさせる湯は、この時はややぬるめで弱い塩味がある。ほの暗い浴室でも、きれいに手入れされているのが見て取れる。洗い場に張られた天草陶石には、細かな溝が彫りこまれていて、滑り止めとなっているのが嬉しい心遣いだ。浴槽内にある木栓を抜くと、勢いよく熱い源泉が注がれ、すぐに湯の鮮度があがり、天然温泉らしいえもいわれぬ香りが漂い始め、しばし陶然として湯を味わった。



ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉、54℃、PH7.2、成分総量1699mg、無色・澄明・微弱塩味・無臭、H21.3.20

¥100


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府堀田温泉 立ち寄り湯 夢幻の里春夏秋冬 - 青白い濁り湯が木漏れ日を浴びて待っていた

 

10-23

861

別府八湯温泉道

NO.193

堀田

立ち寄り湯

夢幻の里春夏秋冬

 

青白い濁り湯が木漏れ日を浴びて待っていた

 

平成29年3月19日訪問


堀田郷には2つの水系があり、北の水系は境川に注ぎ、南は朝見川に注いでいる。その源流は砂防ダムで、別府扇状地の成り立ちを見事に体現している。

ここは朝見川水系の上流部にあり、観海寺の断層崖の南の縁にそって流れ、乙原川や鮎返川と合流して、別府湾に注いでいる。

さすがにこの辺りは「春は名のみ」の風情で、ヤマモミジは新芽を吹く様子もなく、ヤブツバキが名残の花を落としていた。

容子若女将の明るい声に迎えられ、「虹の湯」に向かうとそこは無人で、青白い濁り湯が木漏れ日を浴びて待っていた。


掃除の行き届いた露天の湯は適温に調整され、硫黄の香りも強すぎず快適だ。ゴウゴウと源泉の噴気の音が間近に聞こえ、時よりウグイスの幼い鳴き声も聞こえてくる。


浴後には容子若女将としばしの温泉談義、いつも湯を大切に思う心のこもった話に嬉しくなる。さる県外からの温泉通が別府の青い湯(ここの湯ではなく、NA-塩化物泉の青湯のこと)は酸化した湯だとのたまわったそうな。全否定はできないが、湯の個性を最大限に引き出すための工夫があり、それは違うと言いたくなる気持ちが抑えられなかった。

単純硫黄泉(硫化水素型)64.8℃、PH6.28
成分総量575mg
強白色・弱混濁・微弱塩味・強硫化水素臭 2015.9.25

¥260

(名人会割引)



テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府温泉 上原温泉 - 黒い微粒の湯の花が無数に舞っている

 

10-22

860

別府八湯温泉道

NO.173

別府

上原温泉

 

黒い微粒の湯の花が無数に舞っている

 

平成29年3月19日訪問


春休み期間の三連休の中日とあって、大分市内も別府市内もかなりの渋滞で、鉄輪の地獄界隈は多くの人出でにぎわっていた。

この日の初湯はラクテンチ下のこちら。明るい日差しが差し込む浴室は無人で、わずかに濁りを感じさせる湯が掛け流されている。直射日光に照らされると、黒い微粒の湯の花が無数に舞っているのが観察できた。


雲泉寺貯湯タンクの湯は無色・透明湯だと思っていたが、タンクからほど近いここでは濁りや湯の花が見られるようだ。

浴室は数年前にリニューアルされ、浴槽のタイルや洗い場の床などが一新されているうえに、手入れや清掃が行き届いて気持ちがいい。


大正8年の開湯で、当初は「吉野湯」とよばれ、沢山の吉野桜が植えられていたそうだ。

単純泉、64.1℃、ph7.4、成分総量765mg
無色・澄明・無味・無臭 雲泉寺貯湯タンク H28.3.17
メタケイ酸159

¥100



テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行