柴石温泉
♨ここにも堆積層の露頭がある♨
令和4年5月5日訪問
次に訪れたのはこちらですが、「柴石」の名の由来は、江戸時代に「柴の化石」が見つかった事からといわれています。ここでハタと疑問がわきました。
別府は北の鉄輪断層と南の朝見川断層に挟まれた扇状地で、扇状地上には60万年以上前からの火山の噴出物に覆われています。化石が存在するには堆積層が必要ですが、これは浜脇の山奥、河内渓谷で見られます。
ここの受付に標本が展示されているので、間違いはないのですが、火山活動の前の堆積層の露頭が存在するという事になります。どのあたりなのかは今度、調べてみます。
ここにも蒸し湯があるのですが、80℃の源泉を蒸し釜の床に流し、丸竹を組んだ高床で蒸されることになっています。
令和2年の最新の分析書では、メタケイ酸が297mgとなり、美肌度が上がったといった内容の張り紙がありました。
【分析書データ】(内湯)単純泉、51.7℃、PH6.7、成分総量881mg、無色・澄明・殆ど無味・殆ど無臭 H21.2.12
(蒸し湯)ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉、80.1℃、PH7.0、成分総量1353㎎、弱黄褐色、微弱混濁、無味、殆ど無臭 H22.2.16
入浴料 300円