161-3/280 その他の温泉 大分県別府市上田の湯町5-22

別府八湯 別府温泉 割烹旅館もみや

 

♨湯ごもりエール泊 別府鬼割りプラン♨

 

令和2年7月11日宿泊

 

 新型コロナウィルス禍の終息の見通しが全く見えない日々が続いています。そうした中、別府市は市内の飲食業者を支援するため、「#別府エール飯 ”美味しい”はコロナに負けない。」を打ち出し、「別府市民11万7000千人のテイクアウトプロジェクト」を推進してきました。

 玄関脇の庭


 そして、第二弾として宿泊者の激減した旅館・ホテルを支援するために、「湯ごもりエール泊 別府鬼割りプラン 破格なプランで、気分はヘブン」を打ち出しました。これには市内の80を超える施設が参加しています。

桔梗の間の坪庭


 別府市のHPにその狙いが以下の様に示されています。「4月以降、市内の観光経済は未曾有の大打撃を受けました。5月の大型連休期間中に観光客がほぼゼロという経験は過去に無かったと思います。その苦しみを経て、コロナ禍も一定の落ち着きの兆しを感じさせる新たなフェーズに突入しております。しかし今後も、予断を許さない状況であることは言うまでもなく、不自由な生活が続く中、市民県民の皆様に少しでも日々の疲れをとっていただけるよう、この度、別府市旅館ホテル組合連合会の万全の感染対策のもと、安心安全な別府温泉で心身を癒していただける湯ごもりエール『別府鬼割(おにわり)プラン』を開催することといたしました。」

 中庭の様子

 今回このプランを利用して割烹旅館もみやに一泊してきました。もみやは別府を代表する料理旅館で、1997年1月、当時の橋本龍太郎首相と金泳三大統領が日韓首脳会談の際に、歓迎晩餐会の会場となったことでも知られています。

 桔梗の間の天井


 旅館のHPの女将のご挨拶です。「もみやは、別府温泉の中でも昔、別荘地として名高い上田の湯(かみたのゆ)に位置しております。  昭和29年に大女将である 吉田 愛 が5部屋からスタートし、少しずつ建て増し、手を入れながら、50年余りの月日を重ねてまいりました。  小部屋からなる小さなお宿でございます。  大女将の感性で集めた調度品を、個性あふれる部屋にしつらえ、館内の絵画、掛け軸、置き物も、季節にあわせ皆様へ新鮮な感動をお届けできるよう努めております。  お部屋のおもむきや四季折々の庭の風情と、地元豊後の幸をふんだんに盛り込んだ京風懐石を味わっていただき、別府温泉で悠々のひとときをお過ごし下さいませ。  別府温泉の思い出の情景として旅館をお加えいただければ幸いでございます。」

 家族風呂「古檜の湯」


 午後3時過ぎにチェックインすると、すぐにお部屋へ案内されました。部屋は「桔梗の間」で8畳の座敷と4畳の控えの間、4畳ほどの広縁になっていました。天井は別府竹細工が取り付けられ、エアコンなどの装置を隠していました。部屋からは専用の坪庭が眺められ、町の喧騒から隔てられた落ち着いた雰囲気でした。夕食は部屋食、朝食は別の部屋でいただきました。

 大浴場「檜皮の湯」


 お風呂は3つあり、男女別の大浴場と家族風呂が一つ、特に古代ヒノキの「檜皮の湯」は奥行きの感じられる庭に面していて、落ち着いた雰囲気の素敵な浴室です。

大浴場「檜皮の湯」


 湯は46.8℃の単純泉、おとなしい印象の湯です。近くの田の湯温泉や九日天温泉は土類系の炭酸水素塩泉ですが、ここは掘削深度が浅いのだろうと思います。

 

【分析書データ】単純泉、46.8℃、PH7.3、成分総量879mg、微黄色・澄明・無味・微鉱物臭、50L/min S62.12.23 メタケイ酸160 CO₂19.3

 

入浴料 宿泊者無料

2020.07.13 Mon l その他の温泉(大分県) l コメント (0) l top
 176 奥豊後温泉文化伝 No.26

長湯温泉 長湯歴史温泉伝承館 万象の湯

 

♨茶褐色の湯の花がふわふわと漂っています♨

 

令和2年7月4日訪問

 

 こちらでランチのカレーと入浴のセットで¥1000のお得なプランを利用しました。



 この季節にここを訪ねるのは、プクプク水風呂がお目当てです。元の農協の倉庫を温泉施設にリニューアルする際に、真水を求めて井戸を掘ったらこの炭酸水の冷鉱泉が湧き出したので、水風呂として使うことになったそうです。したがって、温泉掘削の許可は得てないでしょうし、それで分析書もないのでしょうか。



 泉温は20℃を上回る程度なので、最初はかなり冷たく感じます。遊離二酸化炭素は1000mgはないようで、体毛への泡付きは控えめです。茶褐色の湯の花がふわふわと漂っていますが、鉄分をカルシウムが固化したものでしょうか。



 すこし熱めの内湯との交互浴が血行促進に効果があるそうです。

 

【分析書データ】マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉、43.9℃、PH6.6、成分総計3360mg、187.2L/min

 

 

入浴料 ¥1000(カレーランチ付き)

2020.07.09 Thu l 奥豊後温泉文化伝 l コメント (0) l top
 175 奥豊後温泉文化伝 No.20

長湯温泉 長野温泉 ながの湯

 

♨決して手抜きをしているのではないのです♨

 

令和2年7月4日訪問

 

 次に訪れたのは温泉街からは少し離れた長野集落のこちらです。「長湯」という温泉地名が使われるようになったのは昭和10年頃からで、それ以前は「長野の湯」と「湯原の湯」と別々の温泉地ととらえられていたようです。


 簡素な(ぼろい)建物の施設ですが、湯は太鼓判を押せます。遊離二酸化炭素は462.1mgですが、湯口に顔を近づけるとクラクラするほどで、かなりの量のCO
が湧き出した瞬間に空気中に蒸散されていることでしょう。



 長湯温泉の重炭酸土類泉は、析出物の石灰華が湯船と言わず洗い場や壁、天井にまで付着するので、清掃が足りないと誤解されますが、ある源泉では2週間毎に配湯管を交換しなければならないそうで、決して手抜きをしているのではないのです。

 

【分析書データ】マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉、43.7℃、PH6.6、

成分総計3360mg、187.2L/min 遊離二酸化炭素462.1mg

 

入浴料 200円

2020.07.08 Wed l 奥豊後温泉文化伝 l コメント (0) l top

174 奥豊後温泉文化伝 No.39

長湯温泉 大丸旅館外湯 ラムネ温泉館

 

♨人の入れ替わりが少ないのは仕方ない♨

 

令和2年7月4日訪問

 

 一年ぶりの長湯温泉です。お天気は梅雨の中休みで、薄日さえ差していますがムシムシと湿度が高く、ここの冷鉱泉ならと立ち寄りました。

 中庭を通って温泉棟に向かいますが、植え込みの笹が盛んに「笹の子(?)」を出していて、葉の色は赤茶けていて「竹の秋」という言葉を思い出しました。



 露天のラムネ湯は6~7人の先客がありやや密ですが、32℃の泉温は不感温度なので、人の入れ替わりが少ないのは仕方ないですね。

 遊離二酸化炭素の含有量は1380mgで炭酸泉の条件を満たしており、成分総量が3662mgとあらば「重炭酸土類泉」で、加温すれば内湯のような濁り湯になることでしょう。



 

【分析書データ】ラムネ湯:含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉、32.3℃、PH6.5、成分総量3662mg、184L/min

内湯:マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉、41.2℃、成分総量4328mg

 

入浴料 500円
2020.07.07 Tue l 奥豊後温泉文化伝 l コメント (0) l top
 13-9/1164 別府八湯温泉道 No.175

周辺 陽だまり温泉花の湯

      

♨もしかすると「青湯」の可能性がある♨

 

令和2年6月22日訪問

 

 ここは竹の内という地区で、近くにおかだの湯や今井温泉があり、かなりの地熱地帯です。元は花屋さんで、花の栽培用の温室を区切って9つの家族湯が作られています。


 この日は「らん」を指名しました。日の光が差し込む明るい浴室に掛け流しで注がれるのは、泉温91℃のナトリウムー塩化物泉です。PHが8.49の弱アルカリ性ですから、鉄輪より小倉地区の温泉に近い泉質です。



 メタケイ酸の含有量は181.3で少な目ですが、もしかすると「青湯」の可能性があります。メタケイ酸を多量に含む沸騰泉のナトリウム-塩化物泉を時間をかけて冷ますと青色を呈する温泉を「青湯」といいます。


 大分県にはこの貴重な「青湯」がいくつかありますが、別府の粋房おぐら、かまど地獄、いちのいで会館、由布院の束の間、泰葉、小鳥のたより、奥湯の郷、九重町の四季彩の湯などが知られています。熊本小国の豊礼の湯、わいた山荘なども「青湯」です。


 ただし、この時期は貯湯タンクで加水しているようで、ツルツル感や塩味は感じられませんでした。

 

【分析書データ】ナトリウム-塩化物泉、91.7℃、PH8.3、成分総量2777mg、無色・澄明・微塩味・微硫化水素臭、3.3L/分(掘削自噴) H23.3.30 メタケイ酸181.3

 

入浴料 600円

2020.06.28 Sun l 別府八湯温泉道 l コメント (0) l top