温泉名人がすすめる「おおいた おんせん♨ガイドブック」が発刊されました

 事の起こりは昨年9月下旬、温泉マイスター協会からメールが届きました。 県庁観光課とツーリズム大分の担当者から別府温泉地球博物館理事の斉藤さんに、アクティブシニア向けに大分県の温泉を紹介するガイドブック作成の打診がありました。





 温泉マイスター協会の幸事務局長が温泉マイスターの中から6名のライターを推薦、中身の構成は斎藤さんのアイデアが採用され、実現に向けて動き出したのが10月下旬でした。



 ここからが大変で、11月中に現地を取材し、原稿・写真を提出せよとの慌ただしいものでした。



 原稿は厳しい字数制限があり、まとめるのに少し苦労しました。写真は取材日にお天気に恵まれたので、なかなかの物が取れたのですが、冊子では小さく掲載されているのが残念です。






 久留米市に単身赴任中の私は、大分市に帰省する途中にあたる日田・耶馬エリア(中津市・日田市・玖珠町)を希望しました。他には別府湾エリア
(別府市・大分市・日出町)、宇佐・国東半島エリア(杵築市・国東市・豊後高田市・姫島村)、やまなみエリア(由布市・九重町)、奥豊後エリア(竹田市・豊後大野市)、日豊海岸エリア(臼杵市・津久見市・佐伯市)の6エリアです。



 取材対象は玖珠町の「九日市温泉 万年の湯」、日田市の「天ケ瀬温泉 みるき~すぱサンビレッジ」、「天ケ瀬温泉 駅前温泉」、中津市の「錦谷温泉 せせらぎの郷 華じ花」、「深耶馬渓温泉 若山温泉」の5カ所です。



 入湯記録はすでにブログにアップ済みですので、そちらをご覧ください。



 今回、ライターを勤めた温泉名人はいずれ劣らぬ温泉マニアですから、短い文章の中でその温泉の真の魅力を伝えています。



 このガイドブックは無料で、ご紹介した51カ所の温泉施設や県内の観光案内所で配布されますので、是非、手に取ってご覧ください。          

2020.03.12 Thu l 書籍、雑誌、投稿 l コメント (0) l top
 湯るり健幸めぐり旅

~健やかな日々を暮らすために上質な休息を体験しませんか?~

参加レポート(後編)

 3日目は「北浜温泉テルマス」(13-6/1155/1845)での体験学習ですが、テルマスが10:00のオープンなので、ホテル発は9:45と遅い時間になりました。


 最初はテルマスの2階で「スローウォーキング教室」です。スローウォーキングとは、「自分で自分の体の歪が矯正され、健康体を取り戻す事ができる自立矯正歩行」の事です。足首を形成する「距骨」に全体重を乗せる事で、本来の体幹を取り戻し、インナーマッスルを鍛えて体のバランス感覚を取り戻し、身体を正しい姿勢に整えていく歩行法だという事です。





 一歩に4秒というまさにスローな歩行ですが、5分も続けていると汗ばんできました。一日に10分以内でとの事で、注目すべき運動法だなぁと思いました。



 水着に着替えて、最後の体験の「湯中運動」です。公益財団法人長寿科学振興財団のHPでは、「水中運動とは、水を利用した運動をいい、アクアエクササイズやアクアフィットネスなどと呼ばれます。活動強度ではアクアセラピーとアクアスポーツの中間に位置します。水温、浮力、水圧、抵抗など水の特性を有効に活用することで陸上とはまた別の効果的な運動を行うことができます。」と説明しています。また、その効果を「水中では浮力が働くため、膝や腰にほとんど負担をかけずに運動することができます。また水の抵抗を利用することで筋に負荷をかけることもできます。身体が受ける水圧によって呼吸筋が強化されるとともに、下半身末端からの血液が心臓に戻りやすくなるため血液の循環を促進します。」としています。





 テルマスの温泉プールで約45分、みっちりと身体を動かして、全身に心地よい疲労を感じて終える事ができました。




 昼食に減塩の「健幸弁当」をいただき、別府駅前で解散となりました。



 今回のツアーは「機能温泉浴」「減塩食」「運動」を組み合わせた体験型のツアーで、「日本一の温泉都市別府」の多様性を生かしたよい企画だったと思います。惜しむらくは参加者相互のふれあいがなく、せっかくの機会に親しくなれませんでした。繰り返しになりますが、夕食を共にできるよう改善をお願いします。 

2020.03.05 Thu l 大分県のイベント l コメント (0) l top

湯るり健幸めぐり旅

~健やかな日々を暮らすために上質な休息を体験しませんか?~参加レポート 
(中編)


 翌朝は寝覚めの一湯と洒落こみました。別府ですから、ビジホといえども天然温泉の大浴場は当たり前、ここの湯もとろみのある炭酸水素塩泉で、好きなお湯の一つです。





 バスで湯のまちけんこうパークへ、講師の方と一緒にノルディック・ウオークのため別府公園に向かいます。


 ウィキペディアによれば、「ノルディックウォーキングは、2本のポール(ストック)を使って歩行運動を補助し、運動効果をより増強するフィットネスエクササイズの一種である。」とあります。また、「一般的な歩行運動と異なり、上半身の筋肉もより積極的に使われて、首や肩の血行も促進され鍛えることができる。全身の約90%の筋肉を使用する有酸素運動を、疲れをあまり感じることなくより長い時間行える。1分間に110歩程度の速度で歩けば、普通のウォーキングに比べてエネルギー消費量が平均20%ほど高くなる。」と、運動効果は抜群のようです。一周1400mの別府公園を速足で歩き、けんこうパークに戻りました。





 次はけんこうパークの厨房で昼食の調理です。まず、この日のメニューを紹介しましょう。主食:ごはん、主菜:さわやか鶏照り焼き、副菜:手作りドレッシングの野菜サラダ、汁物:うま塩*具だくさん豚汁、果物:いちごの5品です。



 鶏照り焼きは濃口醤油に同量のレモン汁を加えることで減塩になります。サラダのドレッシングはマヨネーズに同量のヨーグルトと粒マスタードを加え減塩、食べるときにあらびき胡椒を振ることで風味がアップします。豚汁は出汁をとっただし昆布と干し椎茸も加え、味噌と同量のケチャップを加えることで減塩になります。



 この後、みんなで美味しくいただきましたが、1食のエネルギー量は684kcal、野菜の使用量130gとヘルシーに仕上がっています。




 午後からは「機能温泉浴」の「超つるつるコース」の体験です。まずは  「市営堀田温泉」(13-3/1152/1850)の中性硫黄泉系単純泉に入浴します。近くの畑にはヤギが放たれ、のんびりと草を食べていました。


 昨年4月の入湯記録を引用します。「堀田温泉は別府の扇状地を限る南の朝見川断層沿いの最上流部にあたり、一大地熱地帯となっています。しかし、水の供給源が乏しいため、温泉が噴気となって放出され、熱水としての湧出量はごく限られています。



 市営堀田温泉は堀田泉源の噴気を湧水に当てて作った噴気造成泉です。もう少し噴気を当てれば硫黄泉になるのでしょうが、湯が熱くなりすぎて使いにくくなるのです。


 注目すべきは遊離二酸化炭素が608.4mg含まれる事です。泉源の噴気にCO2があり、それが湯に溶け込んでいる訳ですが、噴気を当てる時間を延長すれば、含二酸化炭素・硫黄-炭酸水素塩泉となる可能性があります。といっても泉温が高すぎて湯中にはほとんど残りませんが。

 いつも混み合うこちらですが、この日は露天風呂は貸し切りで、軒下のツバメの巣からはひな鳥の声が聞こえていました。」



 さて、次は鉄輪温泉小倉地区の「神丘温泉 豊山荘」(13-4/1153/1851)です。ここも、昨年6月の入湯記録を引用します。「こちらはこじんまりとした和風旅館ですが、温泉は極め付きです。PH9.0の硫黄泉は無色・透明で、ほのかな硫黄香があります。そして、ツルツル感の強さは別府一です。アルカリ性の硫黄泉は白濁せず、香りにその存在を秘める奥ゆかさがあるのです。」 確かにツルツル感が増しているように感じました。




 この日の最後は別府大学の「大分香りの博物館」(13-5/1154/1852)です。3階の調香体験工房で香水づくりです。3種10個の香水から好みのものを3つ選び、ブレンドしてオリジナルの香水を創ります。好みの香りを混ぜて、よりよい香りを作り出すのはなかなか難しいことを知りました。後で調べて分かったのですが、この調香体験は入館料¥500の他に体験料¥2500が必要です。



 博物館の中庭に足湯があります。別府八湯温泉道の加盟施設にもなっています。大学のHPによれば、学内には4つの源泉と7つの施設があるそうで、室内プールとして利用されている源泉もあるという、まさに有泉大学なのです。泉質はアルカリ性単純泉で、やや熱めの湯が掛け流されていました。



 この日のお宿は別府国際観光港の近くの「サンバリーアネックス」(279/1853)です。道路を挟んでホテルサンバリー本館とサンバリーアネックス新館があります。本館のお風呂は10階展望浴場、新館は4階岩風呂です。夜明け前の朝風呂を楽しもうと思い、本館の展望風呂に向かいました。



 東向きに大きなガラス窓のある浴室で、手前はかすかな街の灯り、その先に黒々と鎮まっている別府湾、水平線がオレンジ色の染まり、空は青みを帯びて夜明けを待っている様でした。



 湯は
PH8.3の弱アルカリ性単純泉で、源泉温度48.3でさっぱりとして特徴の少ないものでした。

(後編に続く)

2020.03.04 Wed l 大分県のイベント l コメント (0) l top
 湯るり健幸めぐり旅

~健やかな日々を暮らすために上質な休息を体験しませんか?~

参加レポート(前編)



 別府市主催、大分県補助の「温泉を活用した健康寿命延伸モデル事業」の「湯るり健幸めぐり旅」に2泊3日で参加してきました。宿泊費、入浴費、体験学習費、朝食・昼食付きでわずか¥4000というお得なツァーでした。





 1日目の13:00に会場の「湯のまちけんこうパーク」に集合したのは、大分県下から参加した10名の温泉好きな方々でした。中には温泉愛好家ではないが、旅費の安さだけで参加された方のいらしたようですが。

 最初に本事業の目的の説明があった後、東海大学海洋学部教授の斉藤雅樹先生による「機能温泉浴」についての講話がありました。その中で、「複数のお湯を順番に巡ることで、より効果を得ようとするのが「機能温泉浴」です。江戸時代から上州(群馬県)では、刺激の強い草津温泉の後に、マイルドな沢渡温泉への入浴が推奨され「草津の上がり湯」と言われていました。しかし、草津と沢渡は離れており、車で45分もかかります。 一方、別府ては同様の入浴が、明礬温泉⇒鉄輪温泉とすぐ近くで可能です。これは非常に珍しいことで、別府は「狭い場所に全く違う湯があちこち湧いている」貴重な温泉地です。 経験的に、機能温泉浴では以下の2つ(A.美肌体験コース、B.超つるつるコースの2つ)が知られ、愛用されています。世界でも希少な恵まれた別府温泉郷の素晴らしさを、これらの入浴法で存分に体験しましょう!」との説明がありました。



 次に大分県と協力会社の紹介があり、最後に「起立で見るストレスチェック」法によるストレス計測が行われました。




 さて、貸し切りバスに乗り込み「明礬湯の里」(13-1/1149/1847)に向かい、強酸性硫黄泉のシャンプー効果を体験します。湯の里は幾度となく入浴していますが、土曜日の午後ともなれば入浴客が多いのは当然です。とはいえ新型コロナウィルスの影響で、さすがに閑散としてい居るかと思いきや、さにあらず、大混雑です。





 湯の里の源泉はPH2.3、泉質名は酸性・含硫黄-単純温泉ですが、酸性-単純硫黄温泉という泉質名もあり得そうです。硫黄泉の香りを語る時、「卵が腐ったような臭い」と表現されますが、腐った卵の臭いを嗅いだことのある人がどれほど存在するのでしょうか。「ゆで卵の黄身の表面の黒くなった部分の臭い」とすれば伝わりそうですが、表現がすこし回りくどい感じがします。



 次に向かったのは鉄輪温泉の「ひょうたん温泉」(/1150/1848)です。9カ月半を要してリニューアル・オープンしたのが昨年11月で、女湯はこれまでの2倍の広さになったそうです。





 ここの湯を語るうえで外せないのが、竹製温泉冷却装置「湯雨竹(ゆめたけ)」の存在です。100℃近い沸騰泉を加水せず冷ますために、大分県産業創造機構との共同開発で生まれました。源泉を竹の枝先に伝わらせて落とすことで、100℃の湯を一瞬にして47℃程度まで冷やし、元の源泉と再びブレンドして適温にして浴槽に注ぎ込みます。





 ここもコロナの影響はなく、芋の子を洗う様な混雑ぶりです。入浴後、新しく広くなったお食事処で「地獄蒸し料理」を堪能しました。


 次は「湯けむり展望台」です。展望台の機能を兼ね備えた新しいトイレの建築中でした。ここからは別府八湯の熱源である鶴見岳・伽藍岳が一望でき、その間に美しいスロープを描く扇山(大平山)が望めます。


 この景観は「別府の湯けむり・温泉地景観」として、国の文化財「文化的景観」に指定されています。文化的景観とは、文化庁のHPで「地域の人々の選択の結果であり、そのなかに幾重にも重なった営みの歴史が詰まっている景観です。」と説明されています。噴気沸騰泉を利用するために気液分離装置を設置し、湯は温泉として活用、不必要な噴気は空に逃がす、この人の営みが湯けむり景観を作り出しているのです。



 1日目のツアーはこれで終了、今夜のお宿の「ホテルシーウェーブ別府」(13-2/1151/1849)で宿泊です。ここで参加者の皆さんと夕食を共にし、友好を深められればよかったのですが、予算の関係で夕食は各自でということで、これが残念でした。食事代は実費負担にして、是非、懇親会をやって欲しいですね。

(中編に続く)

2020.03.03 Tue l 大分県のイベント l コメント (0) l top
 /1148 別府八湯温泉道 No.69

亀川温泉 競輪温泉

      

♨別府でしかありえない施設がありました♨

 

令和2年2月22日訪問

 

 温泉本の八十八湯リストでは、駐車場台数が約1000台と記載されています。そして、「斎藤&土谷名人からのひとこと」では、「駐車場は別府一の立派な施設」と書かれています。競輪の開催中はこの駐車場がほぼ満杯になります。




 競輪場にあるからといって、競輪に来た人が利用するための施設ではありません。競輪のついでにという人がいない訳ではないでしょうが、ご近所に住まわれている市民のための施設なのです。




 かつてここからほど近いパチンコ店「ヴィーナスギャラリー別府1号店」とに無料で利用できる家族風呂がありました。「ベイビーラック温泉」と言っていました。ラーメン屋の温泉とか、焼肉屋の温泉とか、寺院の温泉とか、遊園地(ラクテンチで今も温泉道加盟施設)とか、別府でしかありえない施設がありました。

 

【分析書データ】単純泉、69.4℃、PH7.8、成分総量910mg、無色・澄明・殆ど無味・殆ど無臭 R1/10/11

 

入浴料 110円

2020.02.28 Fri l 別府八湯温泉道 l コメント (0) l top