海心堂の温泉逍遥

日本一のおんせん県おおいた(別府八湯温泉道、奥豊後温泉文化伝)を中心に、九州の温泉(九州温泉道)の入湯記録

大川温泉 貴肌美人 緑の湯

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九州温泉道NO.7 福岡県

大川温泉 貴肌美人 緑の湯

 

♨①モール泉、②純重曹泉、③メタケイ酸の3点セットで美肌の湯♨

 

令和元年8月18日訪問

 

 この日の2湯目は家具の町大川市のこちらです。大川でなぜ家具造りがさかんになったのかといえば、筑後川の上流の大分県日田地方の良質の杉材の集積地であった事と、水運の担う船の製造や修理をする高度な木工技術を持つ船大工が集住していた事に由来します。


 こちらは大川市の北東部、久留米市城島町と隣接する場所にあります。名湯と評判のあおき温泉からは3kmほどの距離になります。




 湯はいわゆるモール泉で、太古の植物が腐食してできたフミンにフルボ酸が含まれていて、内湯では特有の甘い香りがします。露天風呂には別源泉の水風呂があり、夏にはこれが大人気です。



 脱衣所に斎藤雅樹氏の推薦文が掲示されていますが、①モール泉、②純重曹泉、③メタケイ酸の3点セットで美肌の湯だと記されています。おそらく非火山性温泉で、掘削深度が大きい、大分市の温泉と同様のものでしょう。


 

【分析書データ】ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉、46.8℃、PH7.7、成分総量1520mg、374L/min、無色・澄明・無味・微弱硫化水素臭

 

入浴料 ¥600

船小屋温泉 川の駅 恋ぼたる 温泉館

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3-43/292 
九州温泉道NO.140 福岡県

船小屋温泉 川の駅 恋ぼたる 温泉館

 

♨黄褐色の濁り湯で、金気味と塩味・渋みが強い♨

 

令和元年8月18日訪問

 

 久留米で過ごす休日を利用して筑後地方の温泉を訪ねることにしました。久留米市内の施設はスーパー銭湯に位置づけられる施設が多く、その分料金がお高いのが悩みの種です。

 一湯目は船小屋温泉です。その前に長田鉱泉場を訪ねましたが、矢部川の対岸のここは瀬高町です。泉質は単純二酸化炭素冷鉱泉で、鉄味や塩味がなくあっさりとしてますが、炭酸特有の苦みがかなり強いようです。遊離二酸化炭素は1165mgで、それほどシュアシュア感は強くありません。




 さて恋ぼたるですが、こちらは厳密には遊離二酸化炭素が840mgで炭酸泉ではなく、炭酸水素塩泉です。黄褐色の濁り湯で、金気味と塩味・渋みが強く、飲めたものではありません。臭素と硫化水素の混じった独特の臭いがあります。夏場の露天風呂は加温されてない33.8℃なので、長くつかっていられます。






 

【分析書データ】マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉、33.8℃、Ph7.8、成分総量6900mg、黄白色・混濁・弱硫化水素臭・強金気味・弱渋味 H22.12.2

 

入浴料 ¥250(納入業者優待券)

別府温泉 田の湯温泉

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別府八湯温泉道 No.127

別府温泉 田の湯温泉

 

♨別府市初の無人スマートホテル開業♨

 

令和元年8月14日訪問

 

 別府駅からもほど近く、住宅街の近くにある市営温泉ですが、「田の湯」という名前が似つかわしくないように感じます。ここの温泉が開かれた江戸時代には一面の田んぼのただなかにぽつんと湯小屋が建っていたそうです。それで「田の中の湯」と呼ばれ、やがて「田の湯」になったのだそうです。ここで稲作とは水はどこから引いていたのでしょうか、暗渠になる前の流川でしょうか。







 ここの斜め前は惜しまれつつ取り壊された旧田の湯館がありましたが、その跡地に別府市初の無人スマートホテル「グランドベース別府駅前」がオープンしています。大分合同新聞6/21朝刊、「ホテル内にあるタブレット端末に、予約の際に届くIDや宿泊者の名前、住所などの個人情報を入力してチェックインする。完了すると表示される暗証番号を使って各部屋に入室できる仕組み。部屋に設置しているタブレット端末やスマートフォンを使って常時、管理会社(福岡市)と連絡が取れ、緊急時は連携会社が対応する。 旅館業法でホテルや旅館はフロント設置が義務づけられていた。2018年の法改正で▽緊急時に駆け付けられる体制整備▽宿泊者名簿の正確な記載▽鍵の適切な受け渡し―などができることを条件に無人運営が可能になった。」



 インターコンチネンタルをはじめとして高級ホテル・旅館の開業が相次ぐ中で、安価なゲストハウスが続々とオープンする別府は、新たな時代を迎えつつあるようです。
 

 

【分析書データ】ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩泉、51.0℃、PH7.8、成分総量1034㎎、無色・澄明・無味・無臭 H26.3.17 メタケイ酸221

 

入浴料 100円


堀田温泉

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別府八湯温泉道 No.127

堀田温泉

 

♨黒っぽい湯の花で湯が薄墨色に見えた♨

 

令和元年8月14日訪問

 

 大型の台風10号が接近する最中、ある密命を帯びてこちらを訪れました。さすがにこの天候では入浴客もまばらで、露天風呂は貸し切りでした。



 ここの湯は黒っぽい湯の花が舞うのですが、この日はいつになくその量が多く、湯が薄墨色に見えました。これは何に由来するものだろうかとググッテみると、信州の野沢温泉の外湯「真湯」では、白濁の硫黄泉に黒い湯の花が舞い、郡司勇氏は「黒いひじき状の湯の花」と形容されたという記事がありました。



 ここの湯は噴気を湧水に当てて造成したものですが、チオ硫酸イオンが酸化して黒くなったのか、黒くした陽イオンの正体が何なのか、現時点では判明できません。

 同じ給湯線の「芝居の湯」では湯の花を綿袋で漉し取っているのですが、この黒い湯の花が汚れに見えて、クレームになるためなのかもしれません。

 

【分析書データ】単純泉,51.8℃,PH5.8,成分総量744mg、無色・澄明・殆ど無味・微弱硫化水素臭 H31.3.4 堀田貯湯タンク・塩素系薬剤使用 メタケイ酸122 CO₂261

 

入浴料 100円

長湯温泉 クアパーク長湯

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164-2/260
 その他の温泉 大分県竹田市直入町長湯3041-1

長湯温泉 クアパーク長湯

 

♨目玉は1階の水着で入るバーデゾーン♨

 

令和元年7月20日訪問

 

 6月にオープンした施設ですが、何といっても目玉は1階の水着で入るバーデゾーンです。





 施設のHPより、「クア(Kur)はドイツ語で「療養、保養のための滞在」、パーク(Park)は「公園のような広い土地」を意味します。クアパーク長湯は1Fが水着で入るBADE ZONEバーデゾーン(温泉プールと50mの歩行浴)、2Fが男女別浴室がある温泉棟。レストラン棟、コテージタイプの宿泊棟からなる複合施設です。」

 今回は水着を用意して、このバーデゾーンに潜入してみました。温泉マイスター協会のメルマガの取材という事で、あらかじめ施設の責任者に写真撮影の許可を得ました。オープンは10:00なので、それより前に訪問したのですが、宿泊者は9:00から利用できるそうで、すでに数人の利用者が居られました。





 屋根のあるエリアには温泉プールと男女別のサウナ、冷鉱泉浴槽、白湯のジャグジーがあります。冷鉱泉浴槽には泉温23.8℃の2号泉が使われていて、これは泉質名のない冷泉です。

 歩行浴槽を進んで行くと、途中に源泉が勢いよく噴出する場所があり、その様子から二酸化炭素の存在が見て取れます。折り返しからの途中に2つの露天風呂があり、芹川を見下ろしての入浴が楽しめます。ゴール直前には水深100cmのポイントがあり浮遊感を味わえます。













 1階のバーデゾーンには1号泉と2号泉の混合泉が使われ、2階の内湯では3号線と4号泉の混合泉が使われているようです。

 今回、2階の内湯のご紹介ができませんでしたが、そのレポートは4/29の記事をご覧ください。





 1階と2階の両方を利用しても¥500はお値打ち感があります。

 

【分析書データ】1号泉:マグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩泉、42.6℃、PH7.0、成分総計5015mg、微弱黄色・澄明・弱炭酸味・微弱金気味・殆ど無臭 H31.2.6 C0526 HCO₃⁻2670

2号泉:泉質名なし、23.8℃、PH6.8、成分総1051mg、無色・澄明・微弱炭酸味・中金気味・中金気臭 H31.2.6 C0141 HCO₃⁻499

3号線:ナトリウム・マグネシウムー炭酸水素塩泉、53.2℃、PH6.8、成分総計5425mg、無色・澄明・弱炭酸味・中金気味・弱金気臭 H31.2.6 C0603 HCO₃⁻3080

4号線:マグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩泉、53.5℃、PH6.8、成分総計5485mg、無色・澄明・弱炭酸味・中金気味・弱金気臭 H31.2.6 C0614 HCO₃⁻2820

 

入浴料 500円