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Author:海心堂
大分市在住
 別府八湯温泉道名人
 九州温泉道泉人
 奥豊後温泉郷マイスター
 黒川温泉湯巡り達人

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  温泉マイスター&シニア・マイスター
 温泉ソムリエ

 しんけん大分学検定中級
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別府明礬温泉 湯屋えびす - 写真展「猫べっぷ展」会場の白濁硫黄泉

 

11-25

965

別府八湯温泉道

No.65

明礬

湯屋えびす

 

写真展「猫べっぷ展」会場の白濁硫黄泉

 

平成29年11月19日訪問


前夜は車を置いて帰宅したので、翌朝JRで別府駅まで来て、その足で明礬のここを訪ねた。前夜の冷え込みで鶴見岳は初冠雪をいただき、明礬界隈は真冬さながらの冷え込みだ。

写真展「猫べっぷ展」の3つ目の会場で、看板猫ライムの特製スタンプをゲットしようとの目論見だ。3階の休憩室には九州各地の温泉の看板猫の写真が展示され、朝日の差し込む明るい部屋はほっこりとした気配に包まれている。


ここの男湯は奇数日が2階の内湯「石の小道と癒しの洞窟」で、こんな日はむしろありがたい。開湯早々とあって数人の同浴者があるだけで、つまりは貸し切り状態だ。


PH2.8の酸性硫黄泉で、舌にかなりの酸っぱさを感じるはずだが、この日はそれほどの刺激はなく香りもマイルドなのは、時間帯的に噴気による成分の溶け込みがまだ少ないためだろうか。


明礬で唯一の市営温泉の鶴寿泉が一時休業となって随分になる。これまでも湯量や湯温の低下で何度となく休業してきた。明礬地区は自然湧出泉が原則で、新規の温泉掘削が禁止されているのだから、噴気造成泉に切り替えるなどの抜本的対策に切り替えるべき時期に来ているのかもしれない。

単純酸性硫黄泉(硫化水素型)、64.5℃、PH2.8
溶存物質計587mg10L/min(自然湧出) 、
弱白色、弱混濁、強硫化水素臭

¥700

(割引券利用)


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府鉄輪温泉 鬼石の湯 - 「鉄輪」の地名の由来の一つに、金輪奈落(地獄)がある

 

11-24

964

別府八湯温泉道

No.125

鉄輪

鬼石の湯

 

「鉄輪」の地名の由来の一つに、
金輪奈落(地獄)がある

 

平成29年11月18日訪問


「別府市全域温泉一斉調査」の終了後、懇親会の開始まで3時間ほどの時間があったので、ここで温まる事にした。午後4時を回った時間で混み合うかと思ったら、数人の先客があるだけで、ゆったりとお湯を味わえる、のんびりとした様子だった。


2階の露天風呂からは源泉のセパレーター(気水分離装置)が目前に見えるが、シューシューという音と共に大量の噴気が空に立ち上っている。ここの湯は弱酸性の塩化物泉で、弱い金気味があり、典型的な鉄輪の湯といえる。残念ながら加水があるようで、分析表どおりの個性は感じられない。


「鉄輪」の地名の由来の一つに、「仏教の宇宙観で説く地獄は地の下。そこに金輪奈落(地獄)があると考える。金輪際という言葉があるように、そこは世界の果て。 その金輪(おおいた遺産HPより)」からとの説があり、地獄との関連で捨て難い説ではなかろうか。

ナトリウム-塩化物泉、88.6℃、PH3.2、成分総量4896㎎、
無色・澄明・弱金気味・弱塩味・無臭 H24.3.23 
加水、メタケイ酸619.0

¥400

(名人会割引)



テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府温泉 「油屋ホテル」手湯 - 熊八像と駅前手湯が現代美術の作品に

 

11-23

963

別府八湯温泉道

臨時

別府

「油屋ホテル」手湯

 

熊八像と駅前手湯が現代美術の作品に

 

平成29年11月12日訪問


別府駅前に現在美術家の西野達氏による「油屋ホテル」という作品が展示されている。これは現在美術フェスティバルの「混浴温泉世界」の後継企画として誕生した、「in BEPPU」のという別府市を舞台に開催する個展形式の芸術祭の出品作だ。

今回の作品について西野氏は、「メイン作品の1つ『油屋ホテル』は現代の別府の基礎を作った油屋熊八をモチーフに、ひいては別府の歴史を具現化しようとするホテル型作品です。JR別府駅前の油屋熊八のモニュメントをレセプションで宿泊客を迎える像として作品に取り込み、同じく別府駅前の手湯を露天風呂に転化し、113年続いた別府の老舗『花菱ホテル』の客室の備品などを活用して寝室を再現します。」と述べている。


期間中、この手湯が温泉道の臨時施設となり、特製スタンプが押せると聞き訪ねた訳だ。無色透明の湯で、露天風呂というにはかなりぬるいようだった。



ナトリウムー塩化物・硫酸塩温泉、44.2℃、ph6.8、成分総計1,393mg

¥0


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府温泉 べっぷ野上本館 - 別大電車と発電所の歴史

 

11-22

962

別府八湯温泉道

NO.33

別府

べっぷ野上本館

 

別大電車と発電所の歴史

 

平成29年11月12日訪問


次は同じく「第二回猫べっぷ展」の会場となっているこちら。2階のロビーが会場となっており、ネコサファリで出会った猫たちの写真が展示されていた。

浴槽には無色透明で柔らかな肌触りの重曹泉が掛け流されており、旧別大電車の敷石で作られた「鍾乳の滝」がその威容を見せていた。今は湯が流されておらず残念だ。



 

別大電車は明治33年に豊州電気鉄道により、別府町~大分町間(7.7km)の、全国で5番目の路面電車だ。同時に電力を賄うための発電所が別府市中浜(現在のゆめタウン前のローソンの場所)に建てられ、明治37年には別府町・浜脇町に電灯および電力供給事業を開始したという。明治39年には大分水電㈱を買収し、明治43に豊後大野市に沈堕発電所を完成させ、別府に次いで大分町にも電灯電力を供給した。このため、雪舟が水墨画を残した「沈堕の滝」は、一次往時の景観を失う事となったという来歴がある。

ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉、55.8℃、PH7.2、成分総量1225㎎、無色・澄明・無味・無臭、H15.11.4

¥0(七段無料券)


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府鉄輪温泉 かんなわゆの香 - 「第二回猫べっぷ展」の会場でお湯をいただいた

 

11-21

961

別府八湯温泉道

NO.155

鉄輪

かんなわゆの香

 

「第二回猫べっぷ展」の会場でお湯をいただいた

 

平成29年11月12日訪問


別府大学で「第21回別府大学文化財セミナー」が開催された。昨年の熊本地震をはじめ、今年も7月の九州北部豪雨、9月の台風18号水害など、県内でも自然災害が頻発している。そこで、「災害史研究の最新動向-気候変動と火山噴火-」をテーマとしたセミナーが開催されたのだ。

少し早く到着したので、総合地球環境学研究所教授の中塚武先生の「樹木の年輪から考える日本列島の気候変動史」を聴講できた。「樹木の年輪を用いて日本の夏の気温と降水量が過去数百~数千年間に渡って年単位で復元に成功しつつある最新の研究成果」(当日配布のレジュメより)との発表には目を見張るものがあった。

京大地球熱学研究施設教授の竹村恵二先生の「別府湾堆積物に記録された完新世火山活動史」の講演では、別府湾は「高崎山沖が最も深い水深(73m)を示す海底地形をしている。現在も沈降を続けており、堆積速度が速く、湾奥部では堆積物が連続的に堆積し、生物攪乱の影響が少なく、火山灰の降灰や地震タービダイト等のイベント堆積物が良好に保存されている」(当日配布のレジュメより)事から、火山噴火の発生年代や規模、噴出物の組成を知ることができるそうだ。これらの事から、別府湾は火山活動史を知るうえで、貴重なサンプルを提供してくれることを知る事が出来た。

 

その後、現在開催中の写真展「第二回猫べっぷ展」の会場のこちらでお湯をいただいた。会場のロビーには、澁谷昌章、清原繁隆、そして古賀みほの3人の写真家の作品が展示されていた。また、さやか女将が看板猫のゆずにゃんを連れてこられ、猫談議に花が咲き楽しい時間を過ごすことが出来た。


幸運にもこの日は男湯が露天風呂付の方で、ぬるめから熱めまで様々に調整された湯を楽しんだ。廊下に張られている分析表は昭和54年のかなり古いものだが、メタケイ酸が702mgと記載されていた。そもそも塩化物泉は「あたたまりの湯」といわれ保温効果があるのだが、これに保湿効果の高いメタケイ酸がプラスされて、まさに美肌の湯といえそうだ。



ナトリウム-塩化物泉,99℃,PH5.1、
成分総量4480mg,湧出量:700L/

¥260

(温泉名人割引)


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行