178 奥豊後温泉文化伝 No.39

長湯温泉 大丸旅館外湯 ラムネ温泉館

 

♨内湯と露天の両方が二酸化炭素泉に♨

 

令和3年5月22日訪問

 

 ずいぶん久しぶりの長湯温泉です。九州地方は例年より3週間ほども早く梅雨入りしたのですが、今日は薄曇りのお天気で雨の気配はありません。

 駐車場に到着するとほぼからっぽで、コロナ禍で皆さん外出自粛を守っておられるようです。


 掛け湯をして露天に出ると一人の先客だけ、湯口近くに陣取ると体中が白いアワに包まれますが、いつもより泡付きが弱いような。先日の大雨で成分が薄まっているのでしょうか。



 この日は気温がやや低くラムネ湯では温まれないので、内湯の重炭酸土類泉であたたまりました。



 以前の分析書では遊離二酸化炭素の含有量は911mgで「二酸化炭素泉」ではなかったのですが、新しい分析書では1010mgで「含二酸化炭素」が付いていました。内湯と露天の両方が二酸化炭素泉となり、「ラムネ温泉館」の名によりふさわしいものとなったようです。


 内湯と露天を行き来しながら、1時間半近くものんびりと過ごしました。


 今日の目的のもう一つは、売店でジュートのトートバックを買うこと。会社用の弁当袋として重宝していたのですが、重すぎるものを入れたため裂けてしまったです。ついでにオリジナルキャラクターのマスクもゲットしましたよ。

 


【分析書データ】ラムネ湯:含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉、32.3℃、PH6.5、成分総量3662mg、遊離炭酸1400mg、184L/min

内湯:含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉、41.2℃、成分総量4328mg、遊離炭酸1010mg

 

 

入浴料 500円

2021.05.26 Wed l 奥豊後温泉文化伝 l コメント (0) l top
 177 奥豊後温泉文化伝 No.15

久住温泉 レゾネイトクラブくじゅう

 

♨東方から徐々に明るくなってくる朝の気配♨

 

令和2年10月31日訪問

 

 「奥豊後温泉文化伝」というスタンプラリーはなくなってしまったのですが、このままの分類で続行しようと思います。

 

 「GO TO トラベル」で晩秋の久住高原を訪れました。この日のお宿の「レゾネイトクラブくじゅう」の前に聳える九重連山の下部は、木々の葉が緑・赤・黄の染めわけられ「紅葉の錦」となっていました。反対に目を転じると、なだらかな草原が広がり、白く枯れた芒が風に揺れていました。



 大浴場「紅殻の湯」は泉温が30.4℃で、残念ながら加温・循環・消毒で、以前に比べると色味も濁りも薄くなっている印象です。それでもこの時期の露天風呂は源泉の供給量が多く、湯の個性が感じられました。


 この日は10月二度目の満月で「ブルームーン」と呼ばれますが、夕食のテーブルからその年で一番小さい満月が輝くのがよく見えました。


 翌朝6:00、まだ明けやらぬ時間に再び入浴しましたが、東方から徐々に明るくなってくる朝の気配に、肌寒さで縮こまった身体がほぐれて行くのを感じました。

 


【分析書データ】マグネシウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉 30.4℃ PH6.2 
成分総量2626mg 黄褐色・混濁・殆ど無味・無臭 H16.11.29

 

 

入浴料 宿泊者無料
2020.11.06 Fri l 奥豊後温泉文化伝 l コメント (0) l top
 176 奥豊後温泉文化伝 No.26

長湯温泉 長湯歴史温泉伝承館 万象の湯

 

♨茶褐色の湯の花がふわふわと漂っています♨

 

令和2年7月4日訪問

 

 こちらでランチのカレーと入浴のセットで¥1000のお得なプランを利用しました。



 この季節にここを訪ねるのは、プクプク水風呂がお目当てです。元の農協の倉庫を温泉施設にリニューアルする際に、真水を求めて井戸を掘ったらこの炭酸水の冷鉱泉が湧き出したので、水風呂として使うことになったそうです。したがって、温泉掘削の許可は得てないでしょうし、それで分析書もないのでしょうか。



 泉温は20℃を上回る程度なので、最初はかなり冷たく感じます。遊離二酸化炭素は1000mgはないようで、体毛への泡付きは控えめです。茶褐色の湯の花がふわふわと漂っていますが、鉄分をカルシウムが固化したものでしょうか。



 すこし熱めの内湯との交互浴が血行促進に効果があるそうです。

 

【分析書データ】マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉、43.9℃、PH6.6、成分総計3360mg、187.2L/min

 

 

入浴料 ¥1000(カレーランチ付き)

2020.07.09 Thu l 奥豊後温泉文化伝 l コメント (0) l top
 175 奥豊後温泉文化伝 No.20

長湯温泉 長野温泉 ながの湯

 

♨決して手抜きをしているのではないのです♨

 

令和2年7月4日訪問

 

 次に訪れたのは温泉街からは少し離れた長野集落のこちらです。「長湯」という温泉地名が使われるようになったのは昭和10年頃からで、それ以前は「長野の湯」と「湯原の湯」と別々の温泉地ととらえられていたようです。


 簡素な(ぼろい)建物の施設ですが、湯は太鼓判を押せます。遊離二酸化炭素は462.1mgですが、湯口に顔を近づけるとクラクラするほどで、かなりの量のCO
が湧き出した瞬間に空気中に蒸散されていることでしょう。



 長湯温泉の重炭酸土類泉は、析出物の石灰華が湯船と言わず洗い場や壁、天井にまで付着するので、清掃が足りないと誤解されますが、ある源泉では2週間毎に配湯管を交換しなければならないそうで、決して手抜きをしているのではないのです。

 

【分析書データ】マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉、43.7℃、PH6.6、

成分総計3360mg、187.2L/min 遊離二酸化炭素462.1mg

 

入浴料 200円

2020.07.08 Wed l 奥豊後温泉文化伝 l コメント (0) l top

174 奥豊後温泉文化伝 No.39

長湯温泉 大丸旅館外湯 ラムネ温泉館

 

♨人の入れ替わりが少ないのは仕方ない♨

 

令和2年7月4日訪問

 

 一年ぶりの長湯温泉です。お天気は梅雨の中休みで、薄日さえ差していますがムシムシと湿度が高く、ここの冷鉱泉ならと立ち寄りました。

 中庭を通って温泉棟に向かいますが、植え込みの笹が盛んに「笹の子(?)」を出していて、葉の色は赤茶けていて「竹の秋」という言葉を思い出しました。



 露天のラムネ湯は6~7人の先客がありやや密ですが、32℃の泉温は不感温度なので、人の入れ替わりが少ないのは仕方ないですね。

 遊離二酸化炭素の含有量は1380mgで炭酸泉の条件を満たしており、成分総量が3662mgとあらば「重炭酸土類泉」で、加温すれば内湯のような濁り湯になることでしょう。



 

【分析書データ】ラムネ湯:含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉、32.3℃、PH6.5、成分総量3662mg、184L/min

内湯:マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉、41.2℃、成分総量4328mg

 

入浴料 500円
2020.07.07 Tue l 奥豊後温泉文化伝 l コメント (0) l top