9/21~23は一遍上人が地獄地帯を鎮めて鉄輪温泉を開いた事に感謝を奉げる「湯あみ祭り」が開催されている。
この日の一湯目は一遍ゆかりの「鉄輪むし湯」、無料開放を明日に控えているためか貸し切り、おかげで蒸し釜内の撮影ができた。

薬草のセキショウが敷き詰められた蒸し釜の中で、8分間寝転んでいると全身から大量の汗が噴き出してくる。その後、内湯で汗を流すのだが、これが心地よく、体が軽くなったようだ。

ここの内湯は金龍地獄からの引き湯だったはずだが、どうやら「市有渋の湯上泉源」に変わったようだ。また、むし湯の噴気は別源泉で、99℃の単純泉だ。
金龍地獄は900Ⅼ/minの凄まじい湧出量を誇るが、所有しているひょうたん温泉がバイナリー発電事業者に源泉を貸し出し、賃料を得ているそうで、ここの源泉が変わったのはそんな訳のようだ。 毎日新聞 2013年08月30日 地方版より、「別府市鉄輪地区の金龍地獄を所有するユーネット(河野純一社長)と、新エネルギー開発会社ベターワール ド(東京都千代田区、ダニエル・コックス社長)がこのほど、敷地内で温泉熱発電に取り組むことで基本合意した。一方、石原伸晃環境相も29日、九重町にあ る国内最大の地熱発電所「八丁原地熱発電所」を視察。政府が精力的に支援に乗り出すと表明した。本県の地熱資源に熱い視線が注がれている。」
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