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Author:海心堂
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 奥豊後温泉郷マイスター
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みことピア ほのぼの温泉館 - 源泉掛け流しで、好感の持てる湯

 

138

204

その他の温泉

大分県

みことピア

ほのぼの温泉館

 

大分県由布市庄内町庄内原355

 

源泉掛け流しで、好感の持てる湯

 

平成29年3月26日訪問


大分県第二の河川である大分川沿いにはJR久大本線が走っているが、この沿線には様々な温泉が湧きだしている。大分市温泉、狭間温泉、庄内温泉、湯平温泉、由布院温泉、玖珠温泉、天ケ瀬温泉、日田温泉などである。

ここは幹線道路沿いにあり、前を通るたびに立ち寄ってみたいと思っていた。建物は旧庄内小学校の校舎を改装して作られたそうで、「みことぴあ」とは、ここ庄内町で盛んな「庄内神楽」に登場する男神(地元では鬼のような面から「荒神」と呼ばれる)の「須佐之男命(みこと)」などからの命名だろう。


湯は重曹泉系の単純温泉で、かすかに黄色を感じさせる無色・透明、内湯は44℃ほどのやや熱めの湯だ。小さいながらも露天風呂もあり、オーバーフローした内湯が注がれていた。


これといった特徴のある湯ではないが、源泉掛け流しで供されており、好感の持てる湯だ。

今日からいよいよ「第103別府八湯温泉まつり」が始まり、「べっぷ♨フロマラソン」のハーフマラソンに参戦するつもりだ。

単純泉、50.6℃、PH8.0、成分総量537mg
無色・澄明・無味・無臭 H27.4.24 メタケイ酸209mg

300円


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

由布院温泉 小鳥のたより - どうやら土曜日が最も色が濃いらしい

 

35-4

203

その他の温泉

大分県

由布院温泉

小鳥のたより

 

由布市湯布院町川上上丸尾544

 

どうやら土曜日が最も色が濃いらしい

 

平成29年3月26日訪問


次も青湯のこちら、しばらく来ない間に右手の高台には戸建ての宿泊棟がずらりと立ち並んでいた。ハーブ園時代に熱帯植物を栽培していたガラス温室を改造した大浴場は24時間営業となっており、こちらの湯を頂くことにした。


薄暗い脱衣所から浴室に入ると、ガラスの天井から明るい陽光が差し込み、縦に長い浴槽は熱い湯とぬるい湯に仕切られている。けど、浴槽の湯は無色・透明でまったく青みがない。ここのHPによれば、大浴場と露天風呂は7日ごとに湯を抜いて清掃しているようで、新しい湯を貯めてすぐのタイミングだったようだ。


 

源泉は98.2℃の沸騰泉のため、一番奥の湯口から少しづつ注がれており、右手からは少し冷めた湯が勢いよく注がれていた。よく観察すると、ポンプでぬるめ浴槽の湯を汲み上げ、源泉と混ぜるしかけになっており、加水や循環により冷ましている訳ではないことが分かった。


この画像はH23.12.4に撮影したものです。


どうやら土曜日が最も色が濃いらしく、日曜日に尋ねるなら森の奥の露天風呂がよいようだ。

ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉、98.2℃、PH8.64、
成分総量1489mg、H23.4.17 メタケイ酸298.6mg

500円



テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

由布院秘湯の宿 奥湯の郷 - 何故か露草の「はかなさ」を感じさせる色

 

34-2

202

その他の温泉

大分県

由布院秘湯の宿

奥湯の郷

 

由布市湯布院町川西2044番地

 

何故か露草の「はかなさ」を感じさせる色

 

平成29年3月26日訪問


次に訪れたのは「秘湯」と呼ぶにふさわしいこちらで、国道から曲がりくねった山道を20分ほど分け入った先にここがある。宿泊棟の先に竹製温泉冷却装置の「湯雨竹」が設置されていて、さらにその先に2室の貸し切り湯がある。


浴室に入るとほんのり青い透明感のある湯が待っていた。郡司勇氏はここの湯をカクテルの「ハワイアン・ブルーの湯」と呼んだが、私には何故か露草の「はかなさ」を感じさせる色だ。露天風呂に出ると陽光を浴びた湯は明るく輝き、青空を映した「空色」に見える。


大分県が誇る「ナトリウム-塩化物泉」の青湯は、湯に含まれるシリカが時の経過とともに重合して、青の光を反射するレイリー散乱によると考えられている。ここのメタケイ酸含有量は213mgで、別府の鉄輪温泉にはこれをはるかに上回る源泉があるが、鉄輪の弱酸性泉では青湯にならず、中性~アルカリ性の沸騰泉のみが青くなるとされている。


かすかに塩味があり、メタケイ酸のツルツル感はごく控えめだった。

ナトリウム-塩化物泉、99,0℃、PH8.8、
成分総量1789mg、
無色・澄明・微弱塩味・無臭 22/10/5 
硫酸イオン203.9mg メタケイ酸213.9mg

500円


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

湯平温泉 共同浴場 銀の湯 - かつては「日本三大胃腸病の湯」といわれた

 

108-2

201

その他の温泉

大分県

湯平温泉

共同浴場 銀の湯

 

大分県由布市湯布院町湯平351番地7

 

かつては「日本三大胃腸病の湯」といわれた

 

平成29年3月26日訪問


今回は由布市の温泉巡りを計画した。この日は小雨交じりの花冷えで、桜の開花を惜しむかのようだ。


石畳の通りを上り始めるとすぐにここがあり、浴室は無人でモウモウと湯気が立ち込めていた。湯平は坂道に沿って旅館や土産物屋が軒を連ねており、窓を開けても隣の建物の外壁が見えるだけだ。


湯平温泉は昭和45年に町営で源泉が集中管理されるようになり、どこも同じ源泉の湯になったが、ここは例外的に自家源泉が使われている。43℃ほどのやや熱めの湯は、無色透明で無味・無臭のアルカリ性単純泉だ。かつては群馬県の四万温泉や宮城県の峩々温泉と共に「日本三大胃腸病の湯」といわれ、湯治客はお茶の代わりに弱食塩泉の源泉を飲用し、全国に宅配するサービスが盛んにおこなわれていた。

かつての賑わいはなく、花合野川の清流と雨に濡れた石畳が静かに迎えてくれる山間の湯治場だ。

アルカリ性単純温泉、51.8℃、PH8.8、

成分総量588mg 無色・澄明・無味・殆ど無臭 H27.7.3 メタケイ酸75mg 自家源泉

200円



テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

鶴見地獄、八幡地獄探訪記 - 忘れられた温泉地獄を訪ねて

 


鶴見地獄、八幡地獄探訪記

亀川から向原温泉に戻ったのは、その後でここを見てみたかったからだ。

「別府温泉辞典」によれば、「日本人は、それを現世のものになぞらえて、活火山や温泉地などの地熱地域で、高温の蒸気や熱湯が噴出して危険を感じる所を地獄と呼んできました。もともとは天然のものでしたが、現在では、掘削によって得られた噴気や沸騰泉も地獄と呼ばれることがあります。」とある。


鶴見地獄は富士見通を西上して、観海寺温泉の入り口を過ぎ、南立石公園のすぐ手前の「鶴見山霊泉寺」の境内にある。 お寺は廃寺となっているようだが、境内の草取りをしている人が居られたので、声をかけると本堂の裏にあると教えてくれた。裏に回ると直径15mほどの池があり、やや奥よりから源泉が勢いよく湧き出していた。池の湯を指で触れてみると、沸騰状態ではなく60~70℃位の感じだ。湯の色はややくすんだ水色で、大きさといい色といい、やや地味な感があった。



 

霊泉寺裏の道を奥に進むと、立派な石の門柱があり、敷地の奥に轟々と噴気をあげる源泉口があった。先日の「ブラタモリ」で紹介された「八幡地獄」だ。


近づいてみると、噴気と共に湯が湧き出していて、湯川となって流れ出していた。指では触れられない熱さで、まさに沸騰泉だ。「ブラタモリ」での近江アナウンサーの測定では99.4℃だった。


戦前は噴泉地の他に「怪物館」なるものがあり、鬼・人魚・河童などの骨や剥製が展示されていたそうだ。「懐かしの別府ものがたり」にここの記事があり、「我八幡地獄は別府五大地獄の内の一つで昔から有る有名な地獄であります/一時睡眠の状態でありました地獄沈黙を破って昭和三年四月十九日午後三時震動と共に俄然地下二百四十尺の所より亀裂を生じて大爆発し耳をつんざくばかりの大音響と共に黒煙濛々として熱石、熱泥を八方に飛散し(後略)」などと、爆発のすさまじさを記している。」


このすぐ下は「前八幡児童公園」になっていて、市有の源泉が数本あった。戦前ここには「前八幡地獄」があり、40mも噴き出す間欠泉だったそうだ。

     



テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府観海寺温泉 向原温泉 - 一面に白い湯の花が舞い、香りも明瞭

 

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別府八湯温泉道

NO.207

観海寺

向原温泉

 

一面に白い湯の花が舞い、香りも明瞭

 

平成29年3月19日訪問


亀川から長躯駆け戻り、ここを訪ねた。敷地内のサクラはいまだつぼみが固く、開花にはもうすこし時間がかかりそうだ。別棟の番台は無人で、浴室ではご老人が着衣中で、貸し切りでの入浴となった。

浴槽より高い位置にある脱衣所では硫黄の香りが感じられたが、洗い場ではそれほどでもない。しかし、湯口の栓を抜き、源泉を注ぎ入れると、一面に白い湯の花が舞い、香りも明瞭になった。


ピカピカに磨き上げられた浴室は、清潔で心地いい。午後の日が窓から差し込み、湯をキラキラと輝かせていた。


さて、あと一週間もすればサクラの開花が伝えられるだろうが、花見の温泉といえば、まずはラクテンチの「絶景の湯」が思い浮かぶ。浴室の窓の目の前に桜の大木があり、花見と別府湾の眺望が同時に楽しめる。市の原温泉のサクラも大木で見事に花を見せてくれるし、錦栄温泉は一本が切られたがもう一本は健在、別府パストラルの前庭のサクラや、四の湯の公園のサクラなどもあげられそうだ。

単純泉、78.0℃、PH6.4、
成分総量854mg

¥100


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府亀川温泉 入江温泉 - 天然温泉らしいえもいわれぬ香りが漂う

 

10-24

862

別府八湯温泉道

NO.206

亀川

入江温泉

 

天然温泉らしいえもいわれぬ香りが漂う

 

平成29年3月19日訪問


別府市の温泉道加盟施設で最も北に位置するのがここと思ったら、「とんぼの湯」がそれに当たるようだ。「入江」とは、かつてはここまで海岸線が入江となっていたからだろうか。


入口で先客とすれ違い、半地下の浴室は貸し切りだ。薄く濁りを感じさせる湯は、この時はややぬるめで弱い塩味がある。ほの暗い浴室でも、きれいに手入れされているのが見て取れる。洗い場に張られた天草陶石には、細かな溝が彫りこまれていて、滑り止めとなっているのが嬉しい心遣いだ。浴槽内にある木栓を抜くと、勢いよく熱い源泉が注がれ、すぐに湯の鮮度があがり、天然温泉らしいえもいわれぬ香りが漂い始め、しばし陶然として湯を味わった。



ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉、54℃、PH7.2、成分総量1699mg、無色・澄明・微弱塩味・無臭、H21.3.20

¥100


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府堀田温泉 立ち寄り湯 夢幻の里春夏秋冬 - 青白い濁り湯が木漏れ日を浴びて待っていた

 

10-23

861

別府八湯温泉道

NO.193

堀田

立ち寄り湯

夢幻の里春夏秋冬

 

青白い濁り湯が木漏れ日を浴びて待っていた

 

平成29年3月19日訪問


堀田郷には2つの水系があり、北の水系は境川に注ぎ、南は朝見川に注いでいる。その源流は砂防ダムで、別府扇状地の成り立ちを見事に体現している。

ここは朝見川水系の上流部にあり、観海寺の断層崖の南の縁にそって流れ、乙原川や鮎返川と合流して、別府湾に注いでいる。

さすがにこの辺りは「春は名のみ」の風情で、ヤマモミジは新芽を吹く様子もなく、ヤブツバキが名残の花を落としていた。

容子若女将の明るい声に迎えられ、「虹の湯」に向かうとそこは無人で、青白い濁り湯が木漏れ日を浴びて待っていた。


掃除の行き届いた露天の湯は適温に調整され、硫黄の香りも強すぎず快適だ。ゴウゴウと源泉の噴気の音が間近に聞こえ、時よりウグイスの幼い鳴き声も聞こえてくる。


浴後には容子若女将としばしの温泉談義、いつも湯を大切に思う心のこもった話に嬉しくなる。さる県外からの温泉通が別府の青い湯(ここの湯ではなく、NA-塩化物泉の青湯のこと)は酸化した湯だとのたまわったそうな。全否定はできないが、湯の個性を最大限に引き出すための工夫があり、それは違うと言いたくなる気持ちが抑えられなかった。

単純硫黄泉(硫化水素型)64.8℃、PH6.28
成分総量575mg
強白色・弱混濁・微弱塩味・強硫化水素臭 2015.9.25

¥260

(名人会割引)



テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府温泉 上原温泉 - 黒い微粒の湯の花が無数に舞っている

 

10-22

860

別府八湯温泉道

NO.173

別府

上原温泉

 

黒い微粒の湯の花が無数に舞っている

 

平成29年3月19日訪問


春休み期間の三連休の中日とあって、大分市内も別府市内もかなりの渋滞で、鉄輪の地獄界隈は多くの人出でにぎわっていた。

この日の初湯はラクテンチ下のこちら。明るい日差しが差し込む浴室は無人で、わずかに濁りを感じさせる湯が掛け流されている。直射日光に照らされると、黒い微粒の湯の花が無数に舞っているのが観察できた。


雲泉寺貯湯タンクの湯は無色・透明湯だと思っていたが、タンクからほど近いここでは濁りや湯の花が見られるようだ。

浴室は数年前にリニューアルされ、浴槽のタイルや洗い場の床などが一新されているうえに、手入れや清掃が行き届いて気持ちがいい。


大正8年の開湯で、当初は「吉野湯」とよばれ、沢山の吉野桜が植えられていたそうだ。

単純泉、64.1℃、ph7.4、成分総量765mg
無色・澄明・無味・無臭 雲泉寺貯湯タンク H28.3.17
メタケイ酸159

¥100



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ジャンル:旅行

あの日の私と温泉道

 


昨年3月にあるメールマガジンに投稿した原稿を転載します。


あの日の私と温泉道

あの日、2011年3月11日、東日本大震災が発生し、数多くの尊い命が失われた日。私は娘の高校入試の合格者発表の日にあたり、午前10時前に受験した高校に足を運んだ。無事合格を確認したのち、家内と娘は携帯電話の契約に行くというので、私は別府へ足を向けた。九州温泉道の修行の真っ最中で、未湯の3カ所を巡る予定だった。

 最初に向かったのは、観海寺の「いちのいで会館」、いつも通りに極上の湯を堪能し、「だんご汁定食」に舌鼓をうった。

 次に、塚原温泉を目指し、鉄輪・明礬・十文字原を過ぎ、大分自動車道に沿って走る道路を進んでいると、突然ラジオから「緊急地震速報が発表されました。強い揺れに警戒してください。自分の身を守ってください。震源が海底ですと、津波の恐れがあります。」と切迫したアナウンスが流れた。続けて、運転中の自動車を路肩に止めるようにとの放送が流れた。

 後でわかったことだが、TVでは予想される「震央地名」や「地域名」がテロップで表示されたが、ラジオではアナウンスの音声だけで、どのあたりが予想地域なのか分からなかった。いったん車を止め、様子を伺っていると、やや強い揺れを感じた。しばらく待って、塚原温泉に向けて車を走らせ、のんきに「火口乃泉」の強烈な酸性湯に身を任せた。

 浴後、再びラジオに耳を傾けると、東日本の太平洋側に津波警報が発令されており、その他の地域にも津波注意報が出されていた。想像を絶するような大地震が起こり、大津波の危険があるようだった。

さすがにのんきな気分も吹き飛び、次に予定していた「別府海浜砂湯」の予定をやめて(おそらく「津波注意報」で臨時休業だっただろう)、家に向かった。途中、別大国道ではパトカーや消防車が出動して警戒に当たっていたが、別府湾は平静さを保っているように見えた。

 その後、明らかになった大地震・津波による被害状況、福島第一原発事故の発生は、皆さんご存知の通りだ。この年の「別府温泉祭り」は、ほとんどのイベントを中止して、その予算を復興義援金として寄付したと後に聞いた。また、「別府温泉あったかプロジェクト」を立ち上げ、タンクローリーを仕立てて別府温泉の湯を送り、被災地の方々に入浴してもらったのは、別府らしいナイスな支援活動だった。


(写真は「別府温泉あったかプロジェクト」ブログよりお借りしました。)




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