海心堂の温泉逍遥

日本一のおんせん県おおいた(別府八湯温泉道、奥豊後温泉文化伝)を中心に、九州の温泉(九州温泉道)の入湯記録

別府温泉 別府のお宿 加賀屋 - 湯口から「ゴボッゴボッ」とまるで炭酸泉のように湧き出す

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11-50

991

別府八湯温泉道

No.198

別府

別府のお宿 加賀屋

 

湯口から「ゴボッゴボッ」と
まるで炭酸泉のように湧き出す

 

平成30年1月27日訪問


 次に訪れたのは北浜海岸近くのレトロな和風旅館のこちら。ここには岩風呂、檜風呂、露天風呂の3つの浴室があり、季節や気分によって選べるのが楽しい。


 この日は熱めの湯に浸かりたかったので、洞窟風の造りの岩風呂を選んだ。源泉は地下300mから湧く炭酸水素塩泉で、タンクに貯めずに直接浴槽に注ぎ込まれている。そのため、湯口から「ゴボッゴボッ」とまるで炭酸泉のように湧き出すのが面白い。


 この趣ある浴室を生かすために、利用者目線に立った整備がなされれば秀逸な温泉になるのにと、いつも少し残念に思う。気さくなオーナーご夫妻と、きびきびと働く若いスタッフ達に期待したいところだ。

 

 温泉の入湯記録をつけ始めてから、通算1,600湯目を数えました。

ナトリウム・マグネシウムー炭酸水素塩・塩化物泉、52.0℃、PH7.5、成分総量1918mg、
微弱黄色・澄明・無味・無臭 H27.5.22

¥260

(名人会割引)


別府浜脇温泉 松原温泉 - この界隈では貴重な自家源泉は、この寒さのためかいつもよりぬる目だった

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11-49

990

別府八湯温泉道

No.12

浜脇

松原温泉

 

この界隈では貴重な自家源泉は、

この寒さのためかいつもよりぬる目だった

 

平成30年1月27日訪問


 記録的冷え込みが続いていて、東京都心では積雪23cmを観測し、6日連続の冬日となり、これは34年ぶりだと報じている。この寒さの中、第24回鶴見岳大寒がまん大会が、28日に別府市の鶴見岳山上で開催され、県内外から集まった50人が雪の降る中、氷ずくめの5種目に臨んだと報じられていた。


 この日の一湯目はこの界隈では貴重な自家源泉のこちら。ここの浴槽は2つに仕切られていて、いつもは源泉が投入される側はかなり熱めなのだが、この寒さのためかいつもよりぬる目だった。とはいえ、そこは掛け流し温泉の実力で、長めに浸かれば頭皮から汗が噴き出してくるのが感じられた。




 

 大分合同新聞に昭和39年から40年にかけて連載された「別府今昔」から、興味深い記事を取り上げて紹介しているが、今回からは「別府の上水道」の話を取り上げる。そもそも別府には飲み水に使える河川が少なく、井戸を掘れば温泉が湧き出すため、古くから飲料水には苦労してきたようだ。

 「『朝見の糸長の水』は小鹿山の深い山のひだをくぐった地下水が、糸長家の屋敷内に吹きだすような強い水勢で湧いて出る水である。この水が土管や竹の管、杉やヒノキのトイで別府村の村中に引かれ、飲料水に使われてきたのである。流川上組の現在の日名子ホテルの前、流川通りの真ん中あたりに水汲み場があった。(中略) 現在八幡朝見神社の境内に出ている「万太郎水」は上水道ができる以前、つまり大正初年までは中町の「たばこ屋」、流川上組の二カ所に引かれていた糸永の水で」(第118話 「糸長の水」より)とあり、これが最初の上水道らしきものであったようだ。

炭酸水素塩泉

¥100



天ケ瀬温泉 浮羽別館 新紫陽 - 77℃の源泉には湯力があり、よくあたたまる良泉だ

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150

223

その他の温泉

大分県

天ケ瀬温泉

浮羽別館 新紫陽

 

日田市天瀬町桜竹瀧の下357

 

77℃の源泉は湯力があり、よくあたたまる良泉だ

 

平成30年1月21日訪問


天ケ瀬温泉といえば「川湯」で、大小の石がゴロゴロする玖珠川の河原に5カ所の共同浴場がある。いづれも混浴露天風呂で、料金は¥100、ほんのり硫黄の香りのするアルカリ性の硫黄泉だ。5つも共同浴場があるのなら、日替わりで男女別々にすればよいのにと思うのは、よそ者のたわ言なのか。地元の方々にはいつもの湯にいつもの時間に入りたいのだろうなぁ。

こちらは川沿いの旅館街からは少し外れた、高台のバイパス道路沿いに建っている。建物2階に内湯があり、浴室のドアを開けるとほのかに硫黄の香りがあった。内湯にはジャグジーが付いており、私の好みから言えばちょっと落ち着かない。嵌め殺しのガラス窓の向こうに露天風呂があり、川沿いの旅館街を見下ろすことができる。




この階の一番奥のドアを開けると、「あじさい橋」と名付けられた長い廊下があり、その先に男女別の露天風呂と2つの家族風呂がある。加水ありとの掲示があったが、ここは源泉そのままが掛け流されていた。はっきりとしたツルツル感があり、綿ぼこりの様な湯の花が無数に舞っていた。それにしても77℃の源泉には湯力があり、よくあたたまる良泉だ。



ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉、77.1℃、
PH8.1、成分総量1000mg H8.11.1 
メタケイ酸133.9 加水

¥100

(CJO割引券)


琴平温泉 ゆめ山水 - 川の対岸の滝を眺めながらの入浴

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149

222

その他の温泉

大分県

琴平温泉

ゆめ山水

 

日田市琴平町1571-1

 

川の対岸の滝を眺めながらの入浴

 

平成30年1月21日訪問


次に訪れたのは同じ琴平温泉で、高瀬川沿いを500mほど遡った先にある、同じ系列の立ち寄り入浴施設のこちら。細長い敷地には男女の大浴場や家族風呂、手打ちそばや焼肉などの飲食店も併設されている。同一グループの施設として黒川温泉の「黒川荘」や、天ケ瀬温泉の「山荘天水」、前掲の「かやうさぎ」などがある。

大浴場は「あうんの湯」と「のらりの湯」の2つの露天風呂があり、いずれも高瀬川の清流を望むことができる。「あうんの湯」は3つの露天風呂があり、川の対岸の滝を眺めながらの入浴となる。先に行くほど滝に近くなり、一番下の浴槽は川岸の作られていて、川に手が触れそうな近さだ。




一番上の浴槽で最も湯の特徴が感じらるが、重曹泉らしいツルツル感があり、ふんだんに掛け流されているので湯は新鮮だ。

季節がら植栽の木々も河原の草もみどりはなく、首の長いサギが餌を狙ってジッと佇んでいる様が、思索にふける姿に見えた。新緑の頃に再訪してみたいと思わせてくれる良泉だ。



ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉、46.6℃、
PH7.1、成分総量2559mg、88L/Min H57.8.26 
メタケイ酸61.1

¥600


琴平温泉 旅籠 かやうさぎ - ややスベスベ感のある重曹泉がなみなみと注がれている

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148

221

その他の温泉

大分県

琴平温泉

旅籠 かやうさぎ

 

日田市琴平町1529-1

 

ややスベスベ感のある重曹泉が

なみなみと注がれている

 

平成30年1月21日訪問


はじめに訪ねたのは、国道210号線の日田バイパスを南に下り、三隈川の支流の高瀬川沿いを進んだ先にある、落ち着いた雰囲気の和風旅館のこちら。植栽の下の苔むした飛び石を進み、築120年の堂々たる古民家の母屋で受付する。別棟の大浴場は男女日替わりで、この時間は露天風呂付き「岩魚(いわな)」が男湯だった。


農家の蔵を改装したような浴舎は古いガラスが使われており、丁寧に整えられた脱衣所はヒーターが稼働していた。引き戸の先が内湯で、湯気が充満して真っ白だが、それもこの雰囲気にはピッタリだ。


檜の浴槽の内湯は4~5人用の広さで、ややスベスベ感のある重曹泉の源泉がなみなみと注がれている。石造りの露天風呂は鉄分で洗い場が赤く染まり、冬枯れた木々の間から寒空が見えていた。


それほど特徴のある湯ではないが、市街地から離れた立地で、全13室の小さな宿なので、お忍びで利用するのに最適かもしれない。

ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉、46.8℃、
PH6.8、成分総量2376mg H17.9.13 メタケイ酸75

¥100

(CJO割引券)


由布院温泉 御宿 一禅 - 時間の経過とともにコバルトブルーに変わる

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19-2

220

その他の温泉

大分県

由布院温泉

御宿 一禅

 

由布市湯布院町川上1209-1

 

時間の経過とともにコバルトブルーに変わる

 

平成30年1月17日訪問


瀟洒な茅葺の門を潜った先には苔むした小庭にあり、飛び石づたいに奥に進むと別棟の大浴場が姿を見せる。浴槽は屋根付きの露天だが洗い場は屋内で、冬でも寒すぎない工夫がされている。


こちらは前掲の「泰葉」からの引き湯で、時間の経過とともにコバルトブルーに変わる全国的にも珍しいナトリウム-塩化物泉の「青湯」として知られている。「時間の経過とともに」というのが厄介な所で、鮮度がよければ色付きは薄く、古い湯になれば美しい色を呈するという事なのだ。されば、こちらの様な大きくはない浴槽に、常時源泉を注いでいれば青くならない事になる。


あれっと思った事があった。浴槽の底に酸化鉄を思わせる湯の花が沈んでいた事だ。浴槽の右の廃湯口の床も赤褐色に染まっていた。ツルツル感もほとんど感じられず、泉質が変化したのか、清掃後の湯だめ時に鉄分の強い水で冷ましたのか、謎は解けないままだ。



ナトリウムー塩化物泉、98.4℃、PH9.0、
成分総量2007mg(メタ珪酸567mg)
無色・澄明・殆ど無味・微弱硫化水素臭、
532m自噴 23/3/9

¥100

(CJO割引券)


由布院温泉 ゆふいん泰葉 - メタケイ酸を567mgも含み、ツルツルスベスベ

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277

九州温泉道

NO.48

大分県

由布院温泉

ゆふいん泰葉

 

メタケイ酸を567mgも含み、ツルツルスベスベ

 

平成30年1月17日訪問


前の施設から谷川を挟んだ向かい側にあり、傾斜地を利用して母屋や離れ、食事処、貸し切り湯が回廊で結ばれている。敷地の中ほどに源泉があり、真っ白な噴気を上げている。あふれ出した湯が分厚いタンクの肌を流れ下り、シリカ成分が白く鱗状に付着している。


立ち寄りの男女浴室は「小さなお風呂」というに相応しいささやかな規模で、4人も入れば満杯になりそうなものだ。これで通常¥700はなかなか強気だ。


PH9.0のアルカリ性の湯は天然保湿成分のメタケイ酸を567mgも含み、ツルツルスベスベだが、湯が新鮮なため青みは薄い。前述のタンクで冷まされた湯は、宿泊者用の内湯や露天風呂に使われているようで、そちらは青さが強いとか。湯口の白い析出物が、シリカの存在感を示していた。

ナトリウムー塩化物泉、98.4℃、PH9.0、
成分総量2007mg(メタ珪酸567mg)
無色・澄明・殆ど無味・微弱硫化水素臭、
532m自噴 23/3/9

100円

(CJO割引)


由布院温泉 小鳥のたより - メタケイ酸を豊富に含みツルツル感がある

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35-5

219

その他の温泉

大分県

由布院温泉

小鳥のたより

 

由布市湯布院町川上上丸尾544

 

メタケイ酸を豊富に含みツルツル感がある

 

平成30年1月17日訪問


次に訪れたのは由布院から塚原に向かう道路沿いにあるこちら。

気候の良い時期なら快適に過ごせそうな、中庭のデッキスペースを通り抜けた先に、元はハーブを育てるためのガラス温室だった浴舎がある。なんだか無駄に広く殺風景な脱衣所から浴室に足を踏み入れると、高温の源泉が大量の湯気を発生させて白く煙っていた。


一番奥に湯口があり、激熱の源泉が湧き出しているが、このまま浴槽に注いだのでは熱くて入れないので、湯冷ましスペースに流した後に、上の浴槽に注がれるが、46℃はありそうな熱湯だ。下の浴槽は仕切りに開けられた穴で繋がっており、こちらは42℃ほどの適温だ。メタケイ酸を豊富に含みツルツル感が感じられる。


この大浴場は24時間営業の立ち寄り湯施設になってから、頻繁に湯を入れ替えるようになったのか、かつてのコバルトブルーの美しい湯に出会えなくなっているのが残念だ。

ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉、98.2℃、PH8.64、
成分総量1489mg、H23.4.17 メタケイ酸298.6mg

¥100

(CJO割引券)


由布院温泉 旅荘 牧場の家 - 由布院温泉で硫黄の香りを感じたのは初めて

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147

218

その他の温泉

大分県

由布院温泉

旅荘 牧場の家

 

由布市湯布院町川上2820-1

 

由布院温泉で硫黄の香りを感じたのは初めて

 

平成30年1月17日訪問


地元情報誌「シティ情報おおいた」の今月号は温泉特集で、県内81カ所の温泉が¥100で利用できる嬉しい企画だ。これを利用して由布院温泉の湯巡りを楽しむ事とした。

最初に訪れたのは由布市営の湯布院健康温泉館「クワージュゆふいん」のお隣のこちら。名前の印象から民宿的なお宿かと思っていたら、広い敷地に、全13室がすべて離れになった民芸調の高級旅館だ。敷地内には「岩風呂」「ひのき風呂」「五右衛門風呂」「陶器風呂」などの家族湯も8棟ある。堂々とした茅葺の母屋で案内を乞うと、男女日替わりの大浴場の「雲海の湯」に案内された。巨岩ともいえそうな岩が配された大露天風呂は迫力満点で、天気がよければ正面に由布岳を望むことができる。数本の竹筒から源泉と水が注がれており、湯温も適温に調整されていた。




湯口近くに陣取ると、勢いよく注ぎ込まれる源泉からは、ほのかに硫黄臭が感じ取れる。由布院温泉で硫黄の香りを感じたのは初めての事で、かなり驚いた次第だ。春を思わせる暖かな日とはいえ、この広さの露天風呂を、加温なしどころか加水して、湯温を維持できるとはなかなか大したものだが、露天風呂は天気のいい暖かい日がいいなぁ。



単純泉、56.9℃、PH7.7、成分総量756mg、
無色・澄明・無味・微弱硫化水素臭 H28.8.19

¥100

(CJO割引券)



別府温泉 幸温泉 - 市営温泉給湯の源水のひとつが判明

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11-48

989

別府八湯温泉道

No.159

別府

幸温泉

 

市営温泉給湯の源水のひとつが判明

 

平成30年1月14日訪問


この日の最後は、今では珍しい番台さんのいるこちら。

ここの引き湯は堀田貯水槽をスタートし、市有の鶴見園泉源で加熱され、富士見通りの下り、ここや大和・富士見第一・第二などに供給され、最後は北浜テルマスまで繋がっている富士見線だ。市営温泉給湯の源水のひとつは「蔵人井路」となっているが、南立石温水に上水道の源水にも使われている「蔵人湧水」があり、この水を堀田の沈殿槽に貯め、各地の泉源で加熱して、石垣線・富士見線・浜脇線・新浜脇線の4系統で、各地に供給されている。


ここは浴槽の底に湯の供給口があり、縁からまんべんなくオーバーフローする造りになっているので、洗い場が冷たくないのがありがたい。


 

これにて別府八湯温泉道11巡目の六段を完了。

単純泉、59.3℃、PH8.0、成分総量794mg、
無色・澄明・無味・無臭

¥100


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