海心堂の温泉逍遥

日本一のおんせん県おおいた(別府八湯温泉道、奥豊後温泉文化伝)を中心に、九州の温泉(九州温泉道)の入湯記録

別府を舞台にした警察アクション小説が発刊されました

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別府を舞台にした警察アクション小説が発刊されました

矢月秀作 著 「刑事学校」 文春文庫

 

文庫の帯の紹介文 「大分県警刑事研修所・通称刑事学校の教官である畑中圭介が生徒たちと共にカジノリゾート構想の闇に立ち向かう。痛快警察アクション。」

 

 「BOOK」データベース、「畑中圭介は大分県警刑事研修所、通称「刑事学校」の教官である。6人の新米刑事に捜査術と刑事魂を教え込むため、全国の警察と連携を取り研修を進める畑中。そんな中、幼馴染の立石健吾が死体で発見され、研修生と共に事件解決を命じられる。畑中の、抑えきれない刑事の熱い血がさわぎ出す! 文庫オリジナル警察アクション。 」


別府の十文字原展望台で、立石健吾が他殺体で発見された。
立石は刑事学校教官の畑中の小中学校時代の同級生で、「丘の上グループ」という名うて不良グループの一員だった。
畑中は刑事学校の生徒たちに立石の過去を探らせる一方、丘の上グループルートで事件の背景を探ってゆく。
別府国際観光港の後背地である石垣地区にIR(統合型リゾート・カジノ)誘致を企む観光業者や商工会議所、代議士、暴力団と、反対する市民グループ の老人たち が描かれている。

登場人物たちは、甲斐、野口、衛藤、古庄、後藤、三重野など別府に普通に居そうな面々が勢ぞろいで、鉄輪、明礬、北浜など聞きなれた地名が出てくる。

物語前半に引かれた伏線が、後半にバタバタと解決していく感があり、少し物足りないが、スピード感があって読みやすい小説だ。

ひょっとするとシリーズ化されて、大分県内が舞台となるアクション小説が今後も発表されるかもしれない。




別府鉄輪温泉 ひょうたん温泉 - 戦前には地下トンネルや洞窟風呂があった

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12-3

1035

別府八湯温泉道

No.41

鉄輪

ひょうたん温泉

 

戦前には地下トンネルや洞窟風呂があった

 

平成30年4月25日訪問


 霧雨が降り続き、湯治場全体がしっとりとした空気に包まれています。平日の昼時とあって大浴場は空いていて、ゆったりと湯を楽しむ事が出来ました。


 今日新聞社の「懐かしの別府ものがたり」に、戦前の「大別府案内」(昭和12年)にここの紹介文が載っていました。「渓流に懸る橋を越えて地下にトンネルあり、其中に電灯あり、壁の左右に処々に神仏の像を祭り様々の形に作った洞窟の中に温泉が湧いて入浴場がある、見物するだけの価値でも充分、況んや自らタオルを肩に、あの壺、この室、この瀧あの池と凡てこれ温泉ならざるなきに遊べば一日半日を費して尚ほ足らないであらう」。その頃は今とは違う色々な趣向があったようです。

 そして今は、「湯雨竹(ゆめたけ)」という竹製温泉冷却装置で、100℃近い源泉が一瞬で50℃にまで冷まされ、浴槽への大量掛け流しが可能に。いつも新鮮なお湯が満たされています。

ナトリウム-塩化物泉、97.6℃、PH3.11、成分総量3724mg、無色・澄明・微弱塩味・無臭 2016.4.8 メタケイ酸477.8 鉄Ⅰ1.0 鉄Ⅱ0.4

¥0

(七段無料券)


黒川温泉 山みず木別邸 深山山荘 - 無数の硫黄の結晶が歩くとふわりと舞い上がる

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2-4

28

黒川温泉

露天風呂巡り28

熊本県

山みず木別邸

深山山荘

 

無数の硫黄の結晶が歩くとふわりと舞い上がる

 

平成30年4月22日訪問


 開放的な露天風呂で人気の「山みず木」と同じ敷地内にあり、こちらは各棟2室ずつの離れになっています。フロント棟から一段下がった場所に「村中の湯たゆたゆ」があります。

 旅館のロビーのようなに広々とした休憩室の先に脱衣所があり、ガラス戸の向こうが内湯です。内湯の先には広く開放的な露天風呂が広がっています。


 無色透明の湯が朝日にキラキラと輝いていました。実は浴槽の底には無数の硫黄の結晶が沈んでいて、歩くとふわりと舞い上がりますが、湯口付近でも硫化水素臭は感じられませんでした。


 露天風呂のその先は渓流で、とにかくのびのびとした明るさに包まれています。新緑が美しく、小鳥のさえずりに心が心が洗われる気がしました。

単純泉

¥0

(入湯手形)


黒川温泉 黒川温泉御処 月洸樹 - 広い内湯は源泉が大量掛け流し

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2-3

27

黒川温泉

露天風呂巡り29

熊本県

黒川温泉御処

月洸樹

 

広い内湯は源泉が大量掛け流し

 

平成30年4月22日訪問

 立湯で知られる「こうの湯」のある高台に、昨年10月に一泊が¥42,500~142,500という超高級旅館としてオープンしたようです。食事処と日帰り入浴施設の「彩もみぢ」が併設されていて、その大浴場が対象になっています。

 脱衣所から階段を下りた先にほの暗い広い内湯があり、その先に渓谷を見下ろす小さめの露天風呂がありました。


 湯はPH7.6の単純泉で無色透明、これといった特色はありませんが、54.9℃の源泉が大量掛け流しで、湯の鮮度は申し分ありません。


 ここも貸し切りでゆっくりと湯を堪能しましたが、女性大浴場が工事中で、その足場が見えるのが残念でした。

単純泉、54.9℃、PH7.6、成分総量950mg
無色・澄明・無味・微弱硫化水素臭 H22.11.14
メタケイ酸177.2

¥0

(入湯手形)


黒川温泉 いこい別館 御宿野の花 - 渓流沿いの「ぎんねずの湯」

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2-2

26

黒川温泉

露天風呂巡り26

熊本県

お宿 野の花

(いこい別館)

 

渓流沿いの「ぎんねずの湯」

 

平成30年4月22日訪問


 平成26年3月から7月にかけて、「黒川温泉露天風呂巡り」に励み、「湯めぐり完全制覇賞」を獲得したのですが、その際に未湯のお宿やその後に対象となった施設があるので、4年ぶりに訪ねてみました。


 最初に訪れたのは「いこい旅館別館」のこちらです。旅館街から狭い山道を2kmほど東の奥黒川にあります。案内されたのは「ぎんねずの湯」で、脱衣所から急な石段を下りた先に渓流沿いの露天風呂がありました。

 湯はPH6.6の単純泉で、ほのかな鉄味と硫化水素臭、そして黒川特有のほの青い湯色が感じられました。


 同浴の方が一人おられましたが、内湯と露天風呂に交互に浸かり、実質的に貸し切りで楽しませてもらいました。

 「ぎんねず(銀鼠)」とは日本の伝統的な色の表現で、銀色のようなほんのり青みを含んだ明るい灰色のことで、ここの湯色に由来するようです。

単純泉、64.2℃、PH6.6、成分総量380mg、
無色・澄明・酸味・土臭 H17.4.27
200L/min
メタケイ酸151

¥1300

(入湯手形)


別府八湯温泉道十一巡目のまとめ

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別府八湯温泉道十一巡目のまとめ

 

 11巡目の温泉道は、平成29年9月18日にスタートし、平成30年4月1日に完了、ほぼ6カ月強の修業期間となり、過去最速を記録しました。延べ32回の別府訪問で、一回平均の入湯数は2.75となりました。

 

 2016年4月の熊本地震で被災し、解体を余儀なくされた梅園温泉。地元有志による再建プロジェクトは、再建に必要な自己資金500万円の目途が立ち、2018年中にも営業が再開できる見通しと発表しました。


 大分合同新聞の2018年4月6日朝刊に、「別府市民有志が「別府共同温泉群保存プロジェクト」を立ち上げ、市内にある共同温泉の歴史や現状の調査を始めた。市内に約100カ所ある共同温泉は、経営難などから廃業する施設が増えている。記録として残し、全体を保存していくための機運を高めるのが目的。結果はインターネットで公開する他、冊子などにしてまとめる予定という。」とあり、「共同温泉は50年ほど前までは200カ所以上あったが、現在は約100カ所にまで減少しているという。入浴者数の減少や温泉を管理運営する住民の高齢化、施設の老朽化など、多様な要因が背景にある。」と報じています。

 梅園温泉の再建が、共同温泉を末永く残してゆく契機になればと願っています。

 

 もう一つの注目すべき動きとして、別府市が温泉資源を保護するための制度整備などを求めて、大分県に建議したことです。

 大分合同新聞の2018年3月16日朝刊に、「市は、2016年度に伽藍岳と鶴見岳に近い噴気、沸騰泉103カ所を調査。市が設置した温泉発電等対策審議会が30年前の調査と比較して分析した結果、温泉資源の減衰傾向が明らかとなった。」とあります。

 こうした動きの一環として、2017年11月18日(土)に、第2回「せーので測ろう! 別府市全域温泉一斉調査」が

全国から地球環境問題の研究者を集め、温泉愛好家の協力の下に行われました。

 温泉資源の枯渇といった事態を避けるためには、今回の調査の様な、継続的なモニタリングを通じて、温泉資源の保護対策を実施しなければならないと思います。



 2017年9月30日(土)、別府市とNPO法人別府温泉地球博物館の主催で、に「みんなで探そう二酸化炭素泉」と題したイベントが開催されました。当日のレジメには、「現在、別府温泉における療養泉の分類(いわゆる泉質数)は、10種類中7種類という事で、二酸化炭素泉はこの中に含まれていないのですが、大分県鉱泉誌1970によると、少なくとも15か所存在したことが確認できます。そこで、今回、二酸化炭素泉を探してみようというのが今回の企画です」と目的が記されていました。


 今回の6カ所の調査地点で二酸化炭素泉を見つける事は出来ませんでしたが、湯温の低下で使われなくなった市街地の個人宅の自家源泉が有力なのかもしれません。

 また、朝見川断層上のこれまで見向きもされてこなかった低温の自噴泉が、実は炭酸泉だったという事があるかもしれません。そのあたりを想像しつつ、次の作戦を立てて、再チャレンジに臨みたいと思います。

 

 2018年2月18日に、熊本地震に対する全国からの復興支援に感謝する温泉配達事業「別府温泉の恩返し」の番外編として、熱海温泉の湯を持ち帰り、市営海門寺温泉で無料で入浴するイベントも楽しい企画でした。


 

 別府市は宿泊客の入湯税を引き上げることを議決しましたが、その使途の大枠として「▽温泉資源の保護・確保▽観光客の快適性確保▽観光客の安全・安心の確保▽観光客を増やす事業推進▽受け入れ態勢の充実―を提示。不適切な事業は▽観光客が参加しにくい単発型イベント▽特定の事業者の売り上げが増えるようなキャンペーン▽成果が特定できない事業」(大分合同新聞2018.4.5朝刊)と考えている様子です。

 

 竹工芸店Cotakeとゲストハウス松亀荘が新規加盟し、熊本地震から再建なった豊前屋旅館が再開しました。

 

 この間に要した入湯料は¥12,740で、第7,703代温泉名人、118代永世名人となりました。






別府温泉 ホテル別府パストラル - 栄えある「永世名人」となる記念の湯

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11-88

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別府八湯温泉道

No.88

別府

ホテル

別府パストラル

 

栄えある「永世名人」となる記念の湯

 

平成30年4月1日訪問


 別府八湯温泉道11巡目を完遂し、栄えある「永世名人」となる記念の湯はこちらになった。

 こちらは境川河畔にあり、土手に植えられたサクラは満開で、たくさんの人が散策する姿が見られた。


 ここは2月半ばから3月末まで、立ち寄り入浴が中止となっていたので、満を持しての入湯だ。(実はここは15時から無料開放で、最後になっただけだが) 14:30頃に訪ねたら、すでに開湯しており大勢の先客がおられた。

 ここの湯はさっぱりとした重曹泉で、それほど特徴のある湯ではないが、広くゆったりとした内湯と別府石の露天風呂がお気に入りだ。


 

 そろそろ湯ぶっかけまつりが始まる時間だが、今日は夕食後に一人娘が初任地(車で1時間ほどの近場だが)に旅立つ日なので、このまま帰宅する事にした。

ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉、51.2℃、PH8.0、成分総量1253㎎、無色・澄明・無味・無臭 17/5/20

¥0

(温泉まつり無料)


別府温泉 ホテル三泉閣 ー 湯はすこし熱めで、しっかりとした浴感

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11-87

1033

別府八湯温泉道

No.96

別府

ホテル三泉閣

 

湯はすこし熱めで、しっかりとした浴感

 

平成30年4月1日訪問


 こちらは14:00から無料開放との事だったが、ロビーで開湯を待っている人々に、30分ほど早く入浴が許可された。こうした心遣いはありがたい。


 9階の浴室は広々として、三面に窓があり開放感がある。小判形の大きな浴槽にはやや色味のある湯がなみなみと湛えられていた。


 同浴した5人の紳士グループは関西からの旅行者で、朝一番に杉乃井ホテルの「棚湯」に行って、歩いてここまで来たという。乗車券タオルとスパポートを持って、フロマラソンのハーフに挑戦中のようだ。旅行社のツァーにこのイベントが紹介されていたそうで、そういえば温泉道修行者とは違う方々が湯巡りをしている訳だ。

 湯はすこし熱めでしっかりとした浴感、湯上りにはさっぱり感があるよい湯だ。

ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉、58.7℃,PH8.3、成分総量1408mg、微弱黄色・澄明・無味・無臭 22/6/28

¥0

(温泉まつり無料)


別府温泉 天空湯房清海荘 - ツルツル感が強く、これまでで最高の浴感

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11-86

1032

別府八湯温泉道

No.112

別府

天空湯房清海荘

 

ツルツル感が強く、これまでで最高の浴感

 

平成30年4月1日訪問


 大分合同新聞4/2朝刊の湯ぶっかけまつりの記事、「昨年より10トン多い40トンの温泉を用意。駅前通りを練り歩くみこし25基や沿道の観衆に向け、ホースや水鉄砲から大量の湯を浴びせかけた。温泉成分を含んだ泡も登場した。参加者は“温泉の雨”でびしょぬれになりながら、ヒットパレーダースのボーカルSANDYさんが歌う湯・ぶっかけまつり公認ソング「ライムライトブルース」などに合わせて踊りを楽しんだ。」

 

 こちらは北浜の清海荘で、本日無料開放された。フロントで女将さんからスタンプを貰うと、「混んでたらごめんなさいね」と言われて、こちらが申し訳ない気分になった。


 6階展望浴場は洗い場が畳敷きで、ガラス窓越しに別府湾と高崎山が眺められる。上段の熱めの湯はツルツル感が強く、これまでで最高の浴感だった。



ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉、55.0℃、PH8.2、成分総量1688㎎、加水

¥0

(温泉まつり無料)


別府亀川温泉 潮騒の宿 晴海 ー 「水平線とひとつになって潮騒を聞くお風呂」

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11-85

1031

別府八湯温泉道

No.112

亀川

潮騒の宿 晴海

 

「水平線とひとつになって潮騒を聞くお風呂」

 

平成30年4月1日訪問


 別府八湯温泉まつりは3日目を迎え、午後3:00からは呼び物の「湯ぶっかけまつり」が行われる。

 一方、昨日の湯巡り温泉バスの乗車券タオルを持っていれば、旅館・ホテルの温泉に無料で入れる日でもある。

 いつもは食事をすれば入浴できるこちらが、今日は無料開放となり大盛況だ。「水平線とひとつになって潮騒を聞くお風呂」というように、2つ並んだ露天風呂のすぐ先は別府湾で、湯船に浸かっていると海に入っているように感じられる。


 湯は塩化物泉だが、PH8.2の弱アルカリ性は別府では珍しいものだ。


 とにかく次々と入浴者が押し寄せて来て、ゆっくりくつろぐ事は出来なかったのは、無料開放では仕方のない事。カランやシャワーから湯がチョロチョロとしか出ないのは設備に不具合が起こったのだろうが、ちょっと残念だった。

ナトリウム-塩化物泉、66℃、PH8.2、
成分総計2256mg

¥0
(温泉まつり無料)


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