海心堂の温泉逍遥

日本一のおんせん県おおいた(別府八湯温泉道、奥豊後温泉文化伝)を中心に、九州の温泉(九州温泉道)の入湯記録

鉄輪温泉 おにやまホテル - 鬼山地獄の驚くべき湧出量

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12-25/1057 別府八湯温泉道 No.48

鉄輪温泉 おにやまホテル ♨鬼山地獄の驚くべき湧出量♨

 

平成30年8月26日訪問

 

 明礬から鉄輪へ向かう途中の照湯温泉の近くに、「杜の湯リゾート」という宿泊施設が今年7月にオープンしました。表に立ち寄り湯を受け付けているとの掲示がありましたので、さっそく訪ねてみました。

 

 立ち寄り利用できるのは庭園露天風呂の「空の湯」で、気泡浴・香泉・涼泉・地獄泉・足つぼ湯・扇泉という6つの浴槽があり、水着着用の混浴で、料金は\,300との事でした。他に露天風呂のある男女別大浴場もありますが、これは宿泊者専用です。

 

 ここでの入浴は断念し、こちらに向かいました。夏休み中のためみゆき坂界隈は結構な人出で、こちらのロビーにもチェックインを待つ宿泊客の姿が見られました。

 

 一階の浴室は比較的空いていて、露天風呂の段差部分で半身浴をゆっくりと楽しみました。



 

 こちらの源泉はワニの鬼山地獄ですが、地下187mから自然湧出している99.1℃の沸騰泉で、133L/分、8000L/時、200,000L/日という驚くべき湧出量です。





【分析書データ】ナトリウム-塩化物泉、82.6℃、PH4.6、成分総量4096㎎、無色・澄明・弱塩味・弱硫化水素臭、加水 16/11/30

 

入浴料 0円(七段無料券)



明礬温泉 ホテルさわやかハートピア明礬 ♨2つの泉質の湯が湧き出す秘密♨

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12-24/1056 別府八湯温泉道 No.170

明礬温泉 ホテルさわやかハートピア明礬 ♨2つの泉質の湯が湧き出す秘密♨

 

平成30年8月26日訪問

 

 お盆は過ぎましたが、日中の猛暑は相変わらずで、熱い湯に浸かる気力が湧いてきません。明礬温泉ならば下界よりは涼しかろうと、ここを訪ねました。フロントで名人会特典での入浴をお願いすると、無料で利用されてくれました、感謝です。

 

 森の遊歩道を露天風呂に向かうと、木立と谷川に囲まれた湯屋は少しだけヒンヤリとしていました。無人の浴槽には青白濁の硫黄泉が適温で湛えられていて、くぐり戸の先の露天風呂はやや熱めでした。


 

 明礬温泉の泉質と言えば、酸性泉や硫黄泉、緑礬泉や明礬泉が挙げられますが、ここの屋内大浴場は単純泉です。ここは地表近くに地熱があり、豊富な水と出会うことなく噴気として地表に出てきます。わずかな水に溶け込んで湧出するのが、先にあげた4つの泉質になります。


 

 地下の深いところには、塩化物泉や炭酸水素塩泉などの高温度の湯があると思われますが、ボーリングによる掘削が厳しく制限されているため、ここ以外ではそのような泉質の湯は見かけません。


 

 浴後は遊歩道を歩いて、噴気孔や熱泥池を見学しましたが、この泥を活用できないものかといつも残念に思います。

 

【分析書データ】単純硫黄泉(硫化水素型)、57.8℃、PH 6.4、成分総量928mg、自然湧出、微弱乳白色・微白濁,強収斂味,強硫化水素臭 20/10/9

 

入浴料 0円(名人会特典)

別府温泉 ホテルニューツルタ ♨ホテルニューツルタの初代と二代の時代♨

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12-23/1055 別府八湯温泉道 No.26

別府温泉 ホテルニューツルタ ♨ホテルニューツルタの初代と二代の時代♨

 

平成30年8月19日訪問

 

 明治4年に別府港が築港され、関西から定期船が航行されるようになり、別府の町は大いに繁栄しますが、それ以前はあちこちで温泉の湧く寒村に過ぎず、一面に生姜畑が広がっていました。

 

 明治初年に佐伯からやって来て、たちまち網子200人を抱える大網元となったのが鶴田兵吉で、このホテルの初代です。その頃の獲物はイワシやイリコで、海岸にはイリコを干す網が一面に広げられていました。

 

 兵吉をたよって県南から漁船でやって来る漁師に宿の世話をしたのが二代目道造で、別府の温泉地としての将来性を見越して旅館業に転身し、いまのホテルニューツルタがあるという事です。




 

 6階の大浴場からは北浜海岸が眼下に見え、海上には数隻のヨットが浮かんでいます。この日はやや熱めの湯でしたが、海からの風が心地よく、貸し切りでこの湯を堪能しました。

 




【分析書データ】ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉,55.2℃,PH7.7,成分総量2500mg、無色・澄明・微弱塩味・殆ど無臭 H27.1.28

 

入浴料 0円(七段無料券)



別府温泉 ゆわいの宿竹乃井 ♨JTB「アカデミックガイド地獄ツアー」とは♨

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12-22/1054 別府八湯温泉道 No.24

別府温泉 ゆわいの宿竹乃井 ♨JTB「アカデミックガイド地獄ツアー」とは♨

 

平成30年8月19日訪問

 

 お盆を過ぎて、朝夕は少し過ごしやすくなったとはいえ、次々と台風が接近し、天候不順に悩まされる日々が続いています。

 

 8/20付大分合同新聞朝刊に次の記事が掲載されています。「別府市のNPO法人「別府温泉地球博物館」は、JTBの旅行商品で体験型ツアー「アカデミックガイド地獄ツアー」を実施している。鉄輪地区を歩いて温泉の成り立ちや街の歴史を学びながら、飲泉や地獄蒸しを体験。温泉の奥深い魅力に触れることができ、旅行客に好評を博している。(中略)情報発信ができる人材の育成を目指し、ガイドは温泉マイスターを活用した。旅行客にも興味を持ってもらえるよう行程を考え、4月からツアーを開始。当初は9月までの予定だったが、好評のため来年3月までの延長が決まっているという。」

 

 私も少しだけお手伝いしているのですが、真夏は旅行者もガイドも汗だくで、足蒸し湯をご案内しても、やはり反応が悪く苦慮している所です。



 

 ここには内湯・露天風呂・サウナがあり、この時期の露天はかなりぬるめになっています。眼下にはスパビーチと別府湾、その先の国東半島、かすかに四国の佐田岬も見えます。南に目を向ければ、大分市の臨海工業地帯と高崎山が夏空の下に望めます。



 

【分析書データ】ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉、55.5℃、PH8.2、成分総量1397mg、微弱黄色・澄明・微弱塩味・無臭 H27.6.25 メタケイ酸203

 

入浴料 0円(七段無料券)



湯の里 渓泉 ♨国東半島唯一の硫黄泉♨

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87-3/232 その他の温泉 大分県国東市国見町赤根180

湯の里 渓泉 ♨国東半島唯一の硫黄泉♨

 

平成30年8月12日訪問

 

 国東半島の豊後高田市が「国東六郷温泉」で売り出し中なのに対し、こちらの国東市は温泉にあまり恵まれていません。天然温泉はここと、同じ赤根地区の「国見温泉 あかねの郷」だけです。




 

 あかねの郷はカルシウム-硫酸塩泉ですが、こちらは弱アルカリ性の含硫黄-カルシウム-硫酸塩泉で無色・透明、ほのかに硫黄香があります。泉温が32.6℃と低いので、内湯は加温・循環です。露天風呂は加温・掛け流し浴槽と、加温なしの五右衛門風呂があります。この加温なしがこの季節には心地よく、長く浸かっていられます。




 

 国東半島は標高721mの両子山を主峰とする古い時代の火山群で、谷が海岸線に向かって放射線状に伸びているため、夷谷温泉とこことは直線距離では2kmほどですが、12km以上も遠回りする必要があるので、注意が必要です。

 

【分析書データ】含硫黄-カルシウム-硫酸塩泉(硫化水素型)、32.6℃、PH7.6、成分総量1306mg、40L/min、無色・澄明・無味・中硫化水素臭 H14.12.10

 

入浴料 400円

夷谷温泉 ♨無動寺耶馬と天念寺耶馬が国の名勝に♨

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282 九州温泉道NO.121 大分県

夷谷温泉 ♨無動寺耶馬と天念寺耶馬が国の名勝に♨

 

平成30年8月12日訪問

 

 国東六郷温泉の一つで、「昭和の町」で知られる豊後高田市の中心街から、海沿いの国道213号線を北東に進み、夕陽の名所の真玉海岸から県道645号線を東方向に分け入った先にあります。

 

途中には宇佐六郷満山三十一霊場の椿光寺、無動寺、天念寺の札所があり、無動寺耶馬と天念寺耶馬は昨年10月に国の名勝に指定されました。また天念寺では、毎年旧暦17日に国の重要無形民俗文化財の「修正鬼会(しゅじょうおにえ)」が催される事でも知られています。




 

 夷耶馬と呼ばれる仙境の麓に湧くこちらは、旧泉質名では石膏泉で、傷の直りをよくする効能があると言われます。泉温40.7℃はややぬるめで、内湯は加温されていました。また、露天風呂は加温なしの源泉掛け流しで、日差しを浴びてキラキラと輝いて見えます。




 

 館内には土日限定の「食事処えびす」があり、手打ち蕎麦や「日本一の鳥めし」が賞味できます。

 

【分析書データ】カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉、40.7℃、PH7.1、成分総量1386mg、微弱黄色・微弱白濁・無味・微弱硫化水素臭 H25.7.9  ()1.1、マンガン0.3、硫酸イオン839

 

入浴料 300円

金屋温泉 ♨近くに残る戦争遺跡に思いを馳せる♨

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85-3/231 その他の温泉 大分県宇佐市大字金屋1781-

金屋温泉 ♨近くに残る戦争遺跡に思いを馳せる♨

 

平成30年8月12日訪問

 

 暑い季節を迎えると宇佐や中津のぬるめの湯に浸かりたくなります。ここは広々とした宇佐平野の田園地帯の中にぽつんとあって、それほど混み合う事はありません。




 

 湯は泉温40.6℃の重炭酸土類泉で、湯口では明瞭に炭酸味が感じられます。湧出量が限られているので、男女別浴槽があるだけで家族湯などはありません。おかげで源泉の投入量はたっぷりで、実に新鮮な湯が味わえます。




 

 太平洋戦争中、宇佐海軍航空隊があったので、戦闘機を格納するための掩体壕をはじめとした遺構が今もあり、戦争遺跡として残す活動が続けられています。

 

 一方、大分市の大洲にも大分海軍航空隊飛行場(現、県立大洲総合運動公園)がありました。昭和20年8月15日正午の昭和天皇の玉音放送の後、海軍第5航空艦隊司令長官宇垣纏中将が22名の特攻兵を率いて、沖縄方面に飛び立って行ったことが知られています。

 

【分析書データ】ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉、40.6℃、PH6.9、成分総量3333mg、無色・澄明・弱塩味・微弱炭酸味・殆ど無臭、12L/min、C0₂61.6 HCO₃1958

 

入浴料 330円

白水鉱泉 黒嶽荘 ♨泉温8.4℃は過激に冷たく、足を浸けるのが精一杯♨

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55-3/231 その他の温泉 大分県由布市庄内町阿蘇野2259

白水鉱泉 黒嶽荘 ♨泉温8.4℃は過激に冷たく、足を浸けるのが精一杯♨

 

平成30年7月28日訪問

 

 この日の2湯目は九重連山の黒岳の中腹、白水鉱泉のこちらです。県道からすぐの所に白水鉱泉の水汲み場がありますが、そこを通り越して鬱蒼とした原生林の中を進むと、一軒宿のこちらに着きます。

 

 建物の裏手に源泉の湧出口があり、その周りでは名物の天然炭酸水の吹き上げ素麺が賞味できます。お宿ですからお風呂もあり、この炭酸水を温めたお湯に浸かれます。




 

 浴室に通ると2人の先客があり、お一人は上がったところで、もう一人の方と同浴になりました。画像の右側の小さな浴槽が加温なしの源泉槽ですが、泉温8.4℃は過激に冷たく、足を浸けるのが精一杯でした。寒の地獄が13℃ですから、地獄より冷たい事になり、九州で一番冷たいと言われる竹田市久住町の「くじゅう山の神『一番水』」の8.5℃に匹敵します。左の浴槽はボイラーで温められていて41℃の適温ですが、炭酸味は抜けていました。




 

分析表の数値は溶存物質260mgで、遊離炭酸825mgです。つまり、ミネラル分の少ない真水に、炭酸成分が溶け込んだものです。他所の炭酸泉は鉄分やミネラルが豊富で、飲み難いものが多いのですが、ここは正に甘みのないサイダーです。




 

 奥に源泉の蛇口があり、思いっきり注ぐとたちまちぬるくなりますが、炭酸味が感じられるようになりました。このやり方でぬるめの湯にじっくり浸かると、身体の芯がぽかぽかしてきます。暑い日にはお薦めの入浴法ですよ。

 

【分析書データ】単純炭酸冷鉱泉、8.4℃、PH5.3、溶存物質260mg、成分総量1085㎎、無色・澄明・中炭酸味・無臭 H18.6.29 遊離炭酸825mg メタケイ酸80.1

 

入浴料 300円

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