モニターツァー「国東六郷満山 貸切タクシーで僧侶がご案内 ミニ峯入り体験 参加レポート(前編)


 令和4年1月8日(土)、観光庁の「既存観光拠点再生・高付加価値化推進事業」のモニターツァー「国東六郷満山 貸切タクシーで僧侶がご案内 ミニ峯入り体験」に参加してきました。


 当日は10:00に文殊仙寺、13:30に千燈寺、15;30に富貴寺に集合することが決められていて、その他は各組毎に別々にタクシーで観光するという、緩やかなツアーでした。


 朝8:30に別府駅東口のファミリーマート前でタクシーと待ち合わせ、文殊仙寺に向けて出発しました。この日は春を思わせるうららかな日で、タクシー車内はヒーターを切っても汗ばむほどで、日出町から大分空港道路を通り、国道213号線を進み、富来から
開運ロードとみくじで文殊仙寺に到着しました。



 文殊仙寺は
「日本三文殊」の一つとされています。日本三文殊とは、奈良県桜井市の安倍文殊を第一とし、京都府宮津市智恩寺の切戸文殊、山形県高畠町の亀岡文殊、ここ国東半島の文殊仙寺、京都市の中山文殊などの内二つを加えて云われることが多いようです。



 文殊仙寺周辺に広がる岩山やウラジロガシを中心とする自然林などがおりなす、優れた風景は「文殊耶馬」と呼ばれ、国の名勝に指定されています。指定の理由として、「国東半島の北東部,東に向かって流れる富来川の源流域に所在し,文殊山の中腹に位置する峨眉山文殊仙寺の境内地を中心として奇岩・岩峰群が峭立する風景である。紙本著色文殊仙寺境内図」(18世紀初頭)には,西方の文殊山頂を大嶽として最奥部に置き,並び立つ岩峰群に清滝観音,紫竹観音,廣多阿弥陀,竹堂観音などが連なる様子のほか,本堂や背後の文殊岩,諸堂宇・塔頭の配置などが精緻に描かれ,北方を巡る牛角,塀岩,笠岩,そして,境内正面の東方に大ブク・小ブク,エボシ岩などの岩峰群などをも含めた広大な境域が示されている。

 古代以来の山岳寺院を中心とした奇岩・岩峰群からなる優れた風致景観で,近世・近代に見出された勝地の風情を今によく伝えることから,名勝に指定し保護するものである。」と記されています。



 大分県には他に、「耶馬渓」、「別府の地獄」、「旧久留島氏庭園」、「天念寺耶馬及び無動寺耶馬」、「中山仙境(夷谷)」の6つが国の名勝に指定されています。


 文殊仙寺の本尊文殊菩薩は、「
「三人寄れば文殊の智恵」のことわざにあるように智恵第一の仏として学問はもちろん、人生を生き抜く智恵をお授けする非常に縁起の良い大吉祥菩薩として古来より信仰されております。本尊は「卯年の守り本尊にちなみ十二年に一度卯年の春・秋大祭において御開帳をいたしております。(寺のHPより)」 また厄除け・魔除けの元三大師信仰があり、「比叡山延暦寺第十八第天台座主慈恵大僧正良源は疫病・飢饉の際に不眠不休で修法し魔を沈め、御鏡に現れた姿が鬼の形をしていたところから魔除け・厄除けの御大師様として信仰されてまいりました。御命日(一月三日)にちなみ「元三大師」と呼ばれ今日まで親しまれております。(寺のHPより)



 この日は
本殿奥之院文殊堂で、それぞれが願い事を書いた護摩木を燃やす特別護摩祈願が厳修されました。高く立ち上る護摩の炎に、一日も早いコロナ禍の終息をお願いしました。



 その後、タクシーで岩戸寺へ。日本遺産HPより、「
養老2(718)年に仁聞が開基したと伝えられている六郷満山寺院の1つである。かつて多くの末坊を有し、鎌倉期には全盛を極めた。現在、国東半島にある石造仁王像の銘のあるものでは最古とされている仁王像が石段入口で迎えてくれる。その石段右手には不動明王を本尊とする本堂があり、さらにその石段を登って行くと修正鬼会のメイン舞台となる講堂にたどり着く。その他にも、国東半島を中心に分布する石造宝塔の「国東塔」は在銘の搭としては最も古く、見どころが満載である。



 また、ここは成仏寺と隔年交代で修正鬼会が行われますが、「
基本的には旧正月の7日に行われ、成仏寺と隔年で行っている。六郷満山寺院を中心に行われてきたこの行事は春を迎える伝統行事で、岩戸寺に登場する荒鬼は2人である。国東半島の修正鬼会は仏教儀式でありながら、農耕儀礼や庶民信仰をも含んだ儀式であり、僧俗一体となり執り行わる。講堂での儀式が終わると、鬼とタイレシたちは邪悪なものを追い払い、福を授けに岩戸寺集落へと飛び出して行く。(日本遺産HPより)」と説明されています。



 ここには案内人がおらず、勝手に見学するだけで、鬼会の行われる講堂の紹介もありませんでした。



 再びタクシーで道の駅くにみへ、昼食に名物のたこめしと車エビの定食を頂きました。


2022.01.14 Fri l 大分県のイベント l コメント (0) l top

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