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Author:海心堂
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じんわり温泉道 単純泉

単純泉
 

 【この記事は勤務先の社内HPに投稿したものを転載しました。】


じんわり温泉道」の第12回からは泉質別に九州の温泉を紹介してゆきます。

そもそも、温泉の泉質名の分類法は「鉱泉分析法指針」に定められており、これが昨年7月に改定され、それまでの11種類から10種類の療養泉に分類されることになりました。その泉質とは「単純泉」「二酸化炭素泉」「炭酸水素塩泉」「塩化物泉」「含よう素泉」「硫酸塩泉」「含鉄泉」「硫黄泉」「酸性泉」「放射能泉」の10種です。


今回紹介するのは「単純泉」で、最もポピュラーな泉質です。温泉水1
kg中の溶存物質量(ガス性のものを除く)が、1g未満で、湧出時の泉温が25℃以上のものを「単純泉」といいます。いわば成分の薄い湯ということになりますが、刺激が少なく万人に向く湯ともいえ、中にはこれが「単純泉」というような個性的な湯もみうけられます。

 

最初に紹介するのは、福岡県筑紫野市の二日市温泉「博多湯」です。二日市の温泉街のど真ん中、向かいには市営の「御前湯」があります。「博多湯」は1860年(万延元年)の創業で、風格を感じる3階建ての建物、受付を済ませて半地下の浴室に入ると甘い硫黄臭がたちこめています。石造りの浴槽と研ぎ出しの床、奥の滝口からかなりの量の源泉が注がれていて、洗い場の床を流れ出ています。オープンに合わせて訪問しても、次々と客が訪れやや窮屈なほどで、大都会に近い名湯の宿命でしょう。地下260mからくみ上げ、空気に触れることなく浴槽に注がれる無色・透明、ややぬるめの湯は、古くからの温泉場を感じさせる名湯です。

 

次に紹介するのは大分県由布市の高崎山温泉「おさるの湯」です。野生の猿で有名な高崎山の南麓にあり、よくぞここで温泉を掘り当てたものと感心するほどのロケーションです。大浴場は掛け流しの露天風呂のみ、やや熱めの紅茶色の湯が湛えられています。なんといってもここの売りは湯の香り、甘くかぐわしいモール臭が露天でさえ明瞭に感じらます。ツルツル感もあり、湯上りシットリの湯で、単純泉であることを忘れさせてくれます。




 

最後は熊本県南阿蘇村の垂玉温泉「山口旅館」です。かの混浴露天風呂「すずめの湯」で有名な地獄温泉「清風荘」から1kmほど下ったところにある一軒宿です。露天風呂「かじかの湯」には岩風呂と檜風呂がありますが、どちらも無色透明で硫黄臭のある湯で、冬には裏山の美しい雪景色が楽しめます。内湯の大浴場「天の湯」は薄緑の濁り湯で湯口では硫黄臭が感じられます。谷を見下ろせる絶景で、ややぬるめの湯が心地よいです。ここの名物は金龍の滝から湧く混浴露天の「滝の湯」ですが、宿泊客専用で未湯ですが、紅葉の季節に再訪したいものです。

 


温泉地を泉質で区分することは、その温泉地が複数の泉質を持つことも珍しくないため、誤解を招きかねない弊害もおりますが、「単純泉」の代表的な温泉地として、大分県の由布院温泉、熊本県の黒川温泉、山鹿温泉を挙げておきます。


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

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