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Author:海心堂
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じんわり温泉道 塩化物泉

塩化物泉
【この記事は勤務先の社内HPに投稿したものを転載しました。】

「じんわり温泉道」の第15回は「塩化物泉」です。
 温泉水1㎏中の溶存物質量が1
,000mg以上あり、陰イオンの主成分が塩化物イオン(CL-)のものを「塩化物泉」といいます。塩化物泉は旧泉質名では「食塩泉」と呼ばれ、汗の蒸発を防ぐ効果があるため「温まりの湯」とされ、殺菌効果があるので「傷の湯」といわれる事もあります。もっともポピュラーな泉質の一つで、大分県別府市の鉄輪温泉や長崎県雲仙市の小浜温泉、鹿児島県の指宿温泉などがその代表です。


 最初に紹介するのは、福岡県久留米市の「あおき温泉」です。久留米市の東のはずれにあり、目の前の筑後川を渡れば佐賀県で、稲作地帯の真ん中にポツンと存在する印象です。
湯はほのかな硫黄香があり、浸かればツルツル感と、はっきりした塩味があり、3つの個性が揃った名湯です。これだけの泉質であれば、人気のあるのも頷けますが、次々と入浴客が訪れ混雑を感じるほどです。源泉が注ぎこまれる小さな浴槽は44℃でやや熱めですが、最も湯の個性が感じられます。熱交換方式により適温に調整しているとは頭が下がります。


 


    次に紹介するのは長崎県雲仙市の小浜温泉「脇浜共同浴場」です。小浜の海岸線からは少し山手側に、崖にへばりつくように古い木造の建物があり、それが1937年創業の別名「おたっしゃん湯」です。「お達者の湯」かと思いきや、先代女将の「おたしさんの湯」だそうです。脱衣所、浴室共に鄙びた風情があり、掲示されている分析書は、昭和33年10月27日の日付です。中へ入ると、目に鮮やかなエメラルドグリーンの浴槽が目に入りますが、これはタイルの色で、奥の浴槽はスカイブルーです。44℃無色透明の湯はやや熱め、朝日を浴びてキラキラと輝き、口に含むとかなりの塩分を感じます。気取らない庶民の湯として、いつまでも残したいものです。



    最後は大分県別府市の鉄輪温泉「もと湯の宿 黒田や」です。鉄輪のやまなみハイウェイ沿いにある大型のホテルですから、すぐにわかります。最近になって、駐車場の奥になにやら大きなタンクが設置され、その横には竹製温泉冷却装置の「湯雨竹」が作られました。案内板によれば、公的な助成により、温泉井戸から湧きだす湯と噴気を分離し、熱交換器で取り出したエネルギーを空調機や乾燥室に使用し、その後に「湯雨竹」でさらに冷やし、浴槽で使うというもののようです。こうして42℃の適温に冷まされた湯は、ほのかな塩味としっとりとした肌触りがあります。内湯・露天ともに大きな浴槽ですが、きちんと管理された湯が使われており、源泉を生かす姿勢に好感が持てます。


その他には、98℃の高温食塩泉の熊本県小国町の杖立温泉の老舗旅館「米屋別荘」、



成分総量31gの強塩泉の大分県杵築市の「山香温泉センター」、



市街地のスーパー銭湯で2つの泉質が楽しめる
大分県大分市の「新川天然温泉SamaSama」


などが挙げられます。

 

テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

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