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Author:海心堂
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じんわり温泉道 硫酸塩泉

硫酸塩泉
【この記事は勤務先の社内HPに投稿したものを転載しました。】

「じんわり温泉道」の第16回は「硫酸塩泉」です。
 温泉水1㎏中の溶存物質量が1,000mg以上あり、陰イオンの主成分が硫酸イオン(SO42)のものを「硫酸塩泉」といいます。硫酸塩泉は旧泉質名では「芒硝泉」や「石膏泉」などと呼ばれ、「傷の湯」や「脳卒中の湯」といわれる事もあります。地下の火山ガスには硫化水素や二酸化炭素が含まれ、その蒸気で加熱された水は高温の硫酸や塩酸となり、それが温泉として湧きだすと硫酸塩泉や炭酸水素塩泉になります。硫酸塩泉は比較的珍しい泉質で、代表的温泉地を揚げることが難しいのですが、カルシウムやマグネシウム、ナトリウムなどと結びついた無味・無臭の刺激の少ない湯という印象があります。

 

最初に紹介するのは、大分県豊後高田市の「夷谷温泉」です。山深い「夷耶馬」と称される仙郷に名湯あり。オレンジ色とも緑とも黄色ともいえない複雑な湯色、金気と硫黄とアンモニアの混じりあった複雑な香りがあります。この摩訶不思議さこそ天然温泉の醍醐味でしょう。

こちらは平成2612月にリニューアルされ、新たに露天風呂が作られました。これは建物の裏手にあり、岩と植栽によって構成され、太陽光の下で湯の色がより美しくオレンジ色に見えます。

 





   次に紹介するのは熊本県阿蘇市の阿蘇坊中温泉「夢の湯」です。JR豊肥線阿蘇駅の目の前にある市営の温泉施設で、広々としたロビーと休憩室を通って浴室へ向かうと、大きな内湯とサウナ、水風呂、和風庭園の中に配された露天風呂があります。

 内湯はジェットバスのため部分的に循環されており、塩素消毒も施されています。薄く黄色味を帯びる濁り湯は42℃適温に調整されており、無味・無臭です。露天風呂は消毒・掛け流しで、かなりはっきりとした鉄味とかすかな炭酸味が感じられます。保健所の指導のためでしょうが、320L/分もの湧出量があり素性のよい湯だけに、消毒されているのが残念です。

 

 

最後は鹿児島県湧水町の栗野岳温泉「南洲館」です。幹線道路から林道を数キロほど登った所に一軒宿として立地しており、湯治場らしい雰囲気があります。木造の鄙びた湯小屋「竹の湯」に入ると、石造りの2m四方ほどの小さな浴槽に灰濁色43℃の湯が湛えられています。体を浸すと微粒子の泥が溶け込んでおりで、口に含むとかなり酸っぱさを感じます。PH2.2の強酸性と高温90.0℃のため加水との表示があるとおり、ガツンとくる湯で長湯は禁物のようです。

 





その他には、酸性度の高さ日本第
2位、アルミニウムイオンの多さ日本第2位、

鉄イオン含有量の多さ日本第1位の濃厚湯の大分県由布市の塚原温泉「火口乃泉」、

 

      アルミニウムを多く含むPH1.9の強酸性泉で、泥が溶け込んだような灰白濁の湯の
大分県別府市の明礬温泉「湯元屋旅館」、

 

残念ながら最近閉鎖されていますが、「ケチャップの湯」とか「血の池の湯」とかと命名すれば
インパクト大で、大ブレイク間違いなしの大分県由布市の下湯平温泉「幸せの湯」

 

などが挙げられます。

テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

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