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Author:海心堂
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「大分遺産講座」の現地学習会

 

10/17(土)大分学研究会主催の「2015しんけん大分学検定受験講座大分遺産講座」の現地学習会が開催され、国東半島の歴史遺産を見学してきました。参加者は24名、第三回の大分学検定を受験する予定の面々が揃い、国東半島の国東市・豊後高田市・杵築市を巡る有意義なバスツアーでした。同行講師は磨崖仏研究者の山路康弘氏(宇佐市立西部中学校教諭)でした。

 

この日は幸いにも好天の青空に恵まれ、8:30に大分駅を出発、まずは文殊仙寺を目指します。途中、国東市富来より三河明史国東市長が乗り込まれ、国東地区の歴史や自然についてのレクチャーを受けました。

文殊仙寺では住職より当寺の歴史や文化財について詳しく説明を受けました。「天台宗 峨眉山 文殊仙寺」は大化4年(648年)に、中国の五台山から迎えた文殊菩薩を本尊とし、役行者により創建されたとされ、他の六郷満山寺院が仁聞により養老年間(718年頃)創建とされるのに対し、約70年程古い開基で、日本三文殊に数えられる古刹です。御本尊文殊師利菩薩は、一切衆生の知恵の母であり、「三人寄れば文殊の知恵」の発祥地とされています。

境内の急な石段を喘ぎながら登り、本殿で参拝した後、日本一の高さを誇る宝篋印塔などの寺宝を見学しました。また、お茶と手作りの羊羹を頂き、ひととき身体を休めました。






次に一行は国東市鶴川の「レストランZECCO」で花かごランチの昼食をいただきました。ここは平成25年にオープンした古民家レストランで、元自民党副総裁・西村英一氏所有の建物を改装したとの事です。


続いては「三浦梅園記念館」に向かいました。三浦梅園は「豊後三賢」の一人である江戸時代の学者で、「玄語」「贅語」「敢語」の梅園三語を著わして条理学と呼ばれる学問体系を打ち立てた先哲です。

隣接する三浦梅園旧宅は、国指定史跡の茅葺き屋根の建物で、日本各地から多くの門弟が集い、勉学に励んだ様子を忍ぶことができます。


次に向かったのは、国の「重要文化的景観」として選定されている「田染荘小崎の農村景観」です。田染の荘は平安時代に宇佐神宮が荘園として開墾し、今でも当時の集落や水田の位置がほとんど変わらずに残されているものであるそうです。

ここまで、飲料水を買おうと自動販売機を探すが、まったく設置されていません。景観を乱すものとして禁止されているようです。そんな里山風景は、実りの時を迎えた稲穂が、秋の柔らかな陽を受けて黄金色に輝き、懐かしい故郷の風景を見せてくれているようです。



最後は「熊野磨崖仏」、大分県は全国の磨崖仏の6~7割が集中しているといわれ、大分市、豊後高田市、豊後大野市を中心に多数が残されています。

なかでも、臼杵石仏は国内唯一の国宝磨崖仏であり、ここ熊野磨崖仏と、豊後大野市の菅尾石仏が国の重要文化財に指定されています。

この日、同行いただいた山路先生は、磨崖仏の保存・修理に関する研究者で、磨崖仏王国の大分県に専門の研究機関がなく、研究者が少ないことを嘆いていました。

バスを降り、鬼が一夜で築いたといわれる自然石の石段を息を切らして登り切ると、高さ15mほどの岩壁に二体の仏像が刻まれています。向かって左が不動明王像で、高さ8mの半身像で、口元は柔和な笑みを湛えているよです。

向かって右は高さ6.7mの大日如来像で、頭部の上方に三面の種子曼茶羅が隠刻されており、中央を理趣教曼茶羅、右方を胎蔵界、左方を金剛界曼茶羅であると言われています。

熊野磨崖仏は、伝説では養老二年(七一八年)宇佐八幡の化身仁聞菩薩がつくられたと云われていますが、近年の研究により藤原末期の作と推定されています。





この日は偶然にも、杵築市大田村の白髭田原神社の秋季大祭「どぶろく祭り」が開催されており、参加者のたっての希望により、予定を変更して参拝することとなりました。

白髭田原神社説明書より「どぶろく祭りは、当神社の創立と共に 始まる。和銅3(710)の事である。毎年1017,18日の大祭に氏子が濁酒を供えた事に端を発したと言われています。今では、国税庁の許可を得て、境内の醸造庫で作られた濁酒を参拝者に振る舞う全国でも珍しい祭りです。」

初めて頂いた「どぶろく」はかなり酸味があり飲みやすいものではありませんでしたが、年によって味は違うそうで、思いがけなく参拝できたことに感謝しつつ帰路につきました。




テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

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