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Author:海心堂
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じんわり温泉道 硫黄泉

硫黄泉
【この記事は勤務先の社内HPに投稿したものを転載しました。】

「じんわり温泉道」の第18回は「硫黄泉」です。
 温泉水1㎏中に総硫黄(遊離硫化水素
(H²S)、硫化水素イオン(HS)、チオ硫酸イオン(S²O₃²⁻)の総和)を2㎎以上含有するものを「硫黄泉」といいます。温泉成分の残存物質総量が1g未満の場合は「単純硫黄泉」となり、1g以上の塩類泉の場合は「含硫黄-XXXX塩泉」と表記されます。また、総硫黄のうちに遊離硫化水素が主成分になる場合は泉質名の後に「(硫化水素型)」と附記する事になっています。温泉地を尋ねると独特の臭いが漂っていますが、これが硫化水素の香りで、「ゆで卵の(腐った)臭い」とも言われます。よく茹でられた卵の黄身の表面が黒ずんでいる事がありますが、白身の硫化水素と黄身の鉄分が反応して硫化鉄が出来た事により、温泉と同じ臭いに感じられるといわれています。

代表的な温泉地として、青森の酸ヶ湯温泉、群馬の草津温泉、静岡の箱根温泉、大分の別府明礬温泉がよく知られています。

 

最初に紹介するのは、長崎県雲仙市の雲仙温泉「雲仙いわき旅館」です。雲仙温泉は1934(昭和9)年に日本で初めて国立公園に指定され、そのため温泉の採掘が厳しく制限され、今でも地獄の源泉を引く旅館・ホテルがほとんどです。

「雲仙いわき旅館」は雲仙地獄のすぐ近く、大通り面して建つ中規模ながらも風情ある和風旅館です。湯は44℃やや熱めの白濁硫黄泉で、「雲仙温泉唯一、敷地内に湧出する100%天然の豊富な湯量が自慢です」との掲示物が目に入ります。アルミニウムを含むPH2.4の酸性硫黄泉は、酸味と共にそれほど強くはないエグミがありました。

 



 
に紹介するのは鹿児島県霧島市の霧島温泉「霧島新燃荘」です。霧島温泉街からえびの高原へ向かう上り坂の途中にあります。ここは新燃山麓の標高920mにあり、一時、新燃岳の噴火で休業を余儀なくされていました。

脱衣所の先に内湯があり、青白濁の湯が湛えられています。露天風呂は混浴ですが、濁り湯のためあまり気になりません。足元から湧き出しているようで、浴槽のあちこちから泡が立ち上っています。濃厚湯で硫化水素ガスの発生が多いため、15分以内の入浴を勧める掲示があり、湯の濃さを存分に感じることができました。

 

 


 
最後は大分県別府市の明礬温泉「旅館若杉」です。崖にへばりつく様に建つ本館の玄関で案内を乞い、別棟の浴室へ向かうと、玄関を入った途端に硫黄臭が漂い、半階ほど降りた浴室は、噴気孔を石垣で囲い、その上に湯屋を立てたもので、石壁は噴気が結晶して景色をなし、これだけでもワクワクしてしまいます。

湯は43℃でやや熱め、口に含むと苦さがおそってきますが、すっぱさはありません。湯口が2つあり、高温と中温の湯が注がれています。白濁の湯は細粒の湯の花が無数に舞っており、がっつり来る湯です。

 

 


その他には、足元湧出源泉の「すずめの湯」で有名な熊本県阿蘇郡南阿蘇村の

地獄温泉「清風荘」、


 

紫尾神社の社殿の下から湧き出す「神の湯」を引いた鹿児島県薩摩郡さつま町の

紫尾温泉「旅籠しび荘」


 

5月末からホタルが舞い始め、まさに「夢幻」の舞台になる大分県別府市の

堀田温泉「夢幻の里 春夏秋冬」

 

などが挙げられます。

 

 

雲仙温泉 雲仙いわき旅館

 雲仙市小浜町雲仙318

 0957-73-3338

 含硫黄-アルミニウム-硫酸塩泉(硫化水素型)

 1200-1500

 ¥500

 

霧島温泉 霧島新燃荘

 霧島市牧園町高千穂3968

 0995-78-2255

 単純硫黄泉(硫化水素型)

 700-2100

 ¥500

 

別府堀田温泉 夢幻の里 春夏秋冬

 別府市堀田6

 0977-25-1126

 硫黄泉、110.0℃、PH6.0

 10:0020:00 10:0018:00(冬)

 ¥700

 

テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

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