海心堂の温泉逍遥

日本一のおんせん県おおいた(別府八湯温泉道、奥豊後温泉文化伝)を中心に、九州の温泉(九州温泉道)の入湯記録

平成30年度湯けむり歴史講座 第4回「絵葉書からみる温泉町と別府」

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平成30年度湯けむり歴史講座

第4回「絵葉書からみる温泉町と別府」

 湯けむり歴史講座は、別府市教育庁の主催で年5回開催されていますが、通常は平日午後の開催なのでなかなか参加できません。今回は人気の講師をお招きするという事で、土曜日の午後、場所も別府市公会堂の大ホールという事です。






 人気の講師とは、京都府立大准教授で生活文化・生活美学の研究者の松田法子さんです。というか、NHKの人気番組「ブラタモリ」の熱海編と別府編で案内人を務めた美人の研究者と言った方がすぐにわかるでしょうね。

 彼女は日本を代表する温泉地の熱海と別府の都市形成史を研究されていて、絵はがきの別府-古城俊秀コレクションより-(左右社)という著作もあります。今回の講演では明治末期から昭和初期の写真絵はがきを基に、別府が温泉町としてどのように発展してきたかを解き明かそうというものです。





 当日配布されたレジュメによれば、「本に載っている絵はがきは、大分市在住で元郵便局長の古城氏が約40年に渡って蒐集したものだ。初めて見せて頂いた時の絵はがき群は、様々な内容と時代に渡る膨大な情報の切片だった。それらは何らかのかたちで<別府>に関係している、ということでつなぎとめられていた。」とあります。 



 今でも観光地に行けば細々ながら絵はがきは手に入れられるのだろうけれど、旅の記録としての役割は終えており、デジカメやスマホの写真に取って代わられています。

 著作権侵害の懸念があり、当日投影された絵葉書の画像をここに乗せることは差し控えますが、北浜海岸の砂湯の光景、別府港に着く汽船の様子、公衆浴場の入浴風景、畑の中に忽然とある海地獄の様子、木造5階建ての旅館建築、観光客で賑わう流川通りや、木造の橋を渡る別大電車など、興味深いがいささか断片的な情報の数々が紹介されました。

 松田女史は「別府の絵はがきを眺めたときにその背後に広がる温泉町の分厚い下部構造あるいは一般構造を想像しなければ別府の見方は片手落ちであろう。写真絵はがきが切り取った膨大な数の<別府>像のほとんどは、この町をかたちづくる建築や社会の最上層部でも最下層部でもない、分厚い中層部だった。それが写真絵はがきの<別府>である。」と語っていました。



海心堂

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