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Author:海心堂
大分市在住
 別府八湯温泉道第118代永世名人
 九州温泉道泉人
 奥豊後温泉郷マイスター
 黒川温泉湯巡り達人

 温泉マイスター協会
  温泉マイスター&シニア・マイスター
 温泉ソムリエ

 しんけん大分学検定中級
 別府八湯検定準カリスマ

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別府堀田温泉 立ち寄り湯 夢幻の里春夏秋冬 - 造成泉も面白いなぁと思った

 

12-15

1047

別府八湯温泉道

No.193

堀田

立ち寄り湯 

夢幻の里春夏秋冬

 

造成泉も面白いなぁと思った

 

平成30年6月3日訪問


 NPO法人「別府温泉地球博物館」のメルマガで、「温泉マイスターおすすめの温泉」というコーナーがあり、記事の寄稿を依頼されているのですが、今月はここを取り上げさせてもらおうと思い、確認したい事があってお尋ねしました。

 今はちょうどホタルの舞う季節なので、受付の際に訪ねてみると、今年はホタルの数が少なく、昨夜も数匹程度だったという事でした。数年前に敷地内を流れる朝見川の護岸の改修工事が行われた事が影響しているのかなと思ったのですが、「夢幻の里」に相応しいホタルの乱舞を見てみたいものです。


 男性大浴場の「虹の湯」は先客がありましたが、すぐにあがって行かれたので、その後は独占となりました。時折、木の間越しに太陽の光が差し込み、青白い湯面にスポットライトを当てたようでした。少しぬるめに調整されていて、心地よく湯を堪能しました。


 浴後にロビーで若女将を捕まえて、疑問点をお尋ねしました。分析書の泉温138℃は源泉の噴気の温度であるという事、源泉は噴気のみで湯は湧いていない事、PHや成分量の数値は浴槽内で造成された湯の分析値である事が確認できました。


 明礬温泉の湯の花小屋を思い浮かべると解りやすいのですが、硫黄成分を含む噴気は地表近くのごく浅い所で発生しており、そこにはわずかな水分しかないため、噴気だけが湧き出すことになるようです。

 噴気の吹き込み量の調整で、泉温や濁り具合はかなりの精度で調整できるそうで、これを聞いて造成泉も面白いなぁと思った次第です。

単純硫黄泉、138℃、PH6.6、
成分総量399mg

260円

(名人会割引)


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府温泉 ホテルシーウェーブ別府 熊八の湯 - 閉塞感のある浴室が、とろみを感じさせる泉質にはぴったり

 

12-14

1046

別府八湯温泉道

No.196

別府

ホテルシーウェーブ別府 熊八の湯

 

閉塞感のある浴室が、

とろみを感じさせる泉質にはぴったり

 

平成30年5月24日訪問


 別府駅まで戻り、ラストは駅前のビジネスホテルのこちらです。ここは、1階の露天風呂付浴室と、3階の内湯が男女日替わりで利用できます。


 今日は3階が男湯で、天井が低く窓もなく薄暗い、ちょっと閉塞感のある浴室ですが、とろみを感じさせる泉質にはなぜかぴったりで、これはこれで気に入っています。宿泊客で込み合う時間帯かと危惧しましたが、夕食時なのかガラガラに空いていて、ゆっくりと湯を味わう事が出来ました。


 

 この後は、別府温泉地球博物館主催の「別府温泉の過去・現在・未来」と題した、由佐悠紀先生のご講演を聴講しました。由佐先生は別府市温泉発電等対策審議会の会長を務められ、今年3月に長野別府市長に答申書を提出されています。答申では、「現在の別府市地域の温泉資源(温泉帯水層)は全体的に減衰傾向にある」と結論づけ、温泉発電において地域との共生を図る条例が必要だと強調されています。

ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物泉、
58.3℃、PH6.9、成分総量1178㎎、
無色・澄明・微弱金気味・殆ど無臭 H26.9.18 メタケイ酸193.0

0円

(温泉本無料券)


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府観海寺温泉 向原温泉 ー 巨大な鬼の石像2体の正体は?

 

12-13

1045

別府八湯温泉道

No.207

観海寺

向原温泉

 

巨大な鬼の石像が2体の正体は?

 

平成30年5月24日訪問


 次に訪ねたのは観海寺温泉のこちらで、ここは市営給湯の堀田泉源からの引き湯で、明瞭に硫化水素臭が感じられるのが魅力です。


 3人のご老人が声高に大相撲の予想を語っておられました。今日の大一番「白鵬、栃の心」戦は、栃の心有利との見方の様で、一戦に備えていつもより早めに湯に来たようです。

 建物は比較的新しく見えるのですが、半地下式の浴室はかつては自家源泉であった名残のようです。


 

 ここから観海寺入口を過ぎて、「鶴見地獄北」の交差点に、巨大な鬼の石像が2体安置されています。手前は小さく、奥は2m平方もありそうな巨像で、親子の鬼のように見えます。なぜここにこれが置かれているのかは不明ですが、1925年(大正14年)に開園し、「九州一の大遊園地」を自称した鶴見園の跡地ですから、そこに置かれていたものかもしれません。今では雑草に囲まれて、車の往来を寂しげに眺めているように思えます。


 

 昭和9年発行の紀行文集『絵の国豊前豊後』に鶴見園の記述があり、「別府にも少女歌劇がありますぜ。見に行きませうか。歌劇場は大して広くはない。が、観客は相当に入って居る。冬枯時の今でさへ、これだけ客が入って居るのだから、時候の好い時には、屹度満員続きだらう。相当に成功して居ることが頷ける。ここの歌劇が、やがて宝塚の名を凌ぐやうになるのも、あまり遠くはないだらう。」などと誇大広告ともいえる感想を載せています。

単純泉、78.0℃、PH6.4、
成分総量854mg

100円


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府鉄輪温泉 かんなわ ゆの香 - 泉温99℃の沸騰自噴泉

 

12-12

1044

別府八湯温泉道

No.155

鉄輪

かんなわ ゆの香

 

泉温99℃の沸騰自噴泉

 

平成30年5月24日訪問


 午後から別府に向かい、この日の第一湯は鉄輪温泉のこちら。海外渡航者向けのガイドブック「BE@BEPPU」で無料になるので、こちらを尋ねたのですが、平日とあって露天風呂付きの広い浴室は無人で、一人っきりで悠々とお湯をいただきました。


 いつも元気なさや香女将の姿が見えないなぁと思っていたら、Facebookに他所でワークショップ参加の投稿があり、お出かけ中だったのだと合点しました。

 露天風呂の溢れた湯が流れる所は、赤褐色に色が変わっていて、鉄分の存在を思わせてくれますが、湯からは鉄分の気配はほとんど感じられません。なにせ、泉温99℃の沸騰自噴泉ですから、加水されているのは致し方ないでしょう。


 

 俳人の高浜虚子の1928(昭和3)年の記述に、「海地獄は地獄のうちで女王の感じがある。それも他に王様があっての女王でなく、たくさんの他の地獄の悪鬼羅刹を自ら統率しておる女王の感じである。その青藍色の湯池は蠱惑的である。美しさの余り眩惑されて身を投じるものもないとは限らぬ。又十分の威厳を備えておる。百二十度の熱湯は儼として人を近寄らしめない。正に女王の感じである。」とあります。

ナトリウム-塩化物泉,99℃,PH5.1
成分総量4480mg,湧出量:700L/

0円

BE@BEPPU無料)


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府温泉 駅前高等温泉 - なぜ「高等湯」が「ぬる湯」なのか

 

12-11

1043

別府八湯温泉道

No.7

別府

駅前高等温泉

 

なぜ「高等湯」が「ぬる湯」なのか

 

平成30年5月20日訪問


 この日のラストは、駅前通りに優美な姿で立ち続けているこちらです。ここには「あつ湯」と「ぬる湯」の2つの浴室があり、源泉もそれぞれ専用で、かつては「並湯」と「高等湯」と呼ばれ、入浴料も¥100と¥300で違っていました。

 ではなぜ「高等湯」が「ぬる湯」なのか。単純炭酸泉が並湯で、硫黄泉が高等湯という泉質の違いでは説明が付きません。別府の地元の方々は日々の風呂代わりに温泉に入りますが、まずは身体や髪を入念に洗い、最後に熱めの湯にサッと浸かってすぐに出ていきます。それに対して旅行者は、ゆっくり湯に浸かり、温泉を堪能します。それで「あつ湯」が「並湯」で料金が安く、「ぬる湯」が「高等湯」で料金も高いという事になるのです。


 この日のぬる湯は貸し切りで、画像の浴槽は41℃ほど、脱衣所下の洞窟のような浴槽は39℃ほどでした。


 この後、別府駅のえきマチ1丁目のインフォメーションカウンターで、「BEPPU ONSEN SPACIALIST」の認定を申請しました。代表者の稲積さんが対応してくれて、認定カードと記念の手拭いを受け取りました。手拭いのデザインは流麗な文字で「別府八湯温泉道」と書かれていて、この書体は弘法大師空海が唐で学んだという「飛白体」のアレンジだろうと思いました。もうすぐ「BE@BEPPUカレーフェスタ」が始まるそうで、いろんな特典が用意されるとか、楽しみですねぇ。

あつ湯:ナトリウムー炭酸水素塩泉、50.6℃、PH77.7、成分総量1054mg、微弱黄色・澄明・殆ど無味・殆ど無臭 H28.2.4 メタケイ酸213

ぬる湯:単純泉、44.9℃、PH7.3、成分総量934mg、無色・澄明・無味・無臭 17/7/27

0円

(七段無料券)


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行