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Author:海心堂
大分市在住
 別府八湯温泉道名人
 九州温泉道泉人
 奥豊後温泉郷マイスター
 黒川温泉湯巡り達人

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  温泉マイスター&シニア・マイスター
 温泉ソムリエ

 しんけん大分学検定中級
 別府八湯準カリスマ

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大分大深度地熱温泉 みやざき郷温泉 - 薄い食塩泉が大量掛け流し

 

96-4

213

その他の温泉

大分県

大分大深度地熱温泉
みやざき郷温泉

 

大分市大字宮崎1042番地

 

薄い食塩泉が大量掛け流し

 

平成29年8月14日訪問


今年のお盆は父と母の初盆で、8/12~14の3日間はほぼ終日、実家で過ごすことになった。お参りの合間に実家から徒歩一分のこちらでひとっ風呂という訳だ。ここはシャワー付きの洗い場が2つしかなく、出来れば貸し切りがありがたい。この日は先客が一人おられたが、丁度上がるところで貸し切り入浴となった。


浴槽は1.5m×2m程の小さなもので、薄い食塩泉が大量掛け流しだ。ほのかな塩味とはっきりとしたツルツル感があり、弱アルカリ性重曹泉の特徴もちゃんと感じられる。

初めのころに比べると湯の色やモール泉特有の香りは弱くなっているが、とにかく湯の供給量が多いのが自慢だ。誰かのアドバイスがあったのだろうか、湯口が配湯口の対角線上に移動していたが、そのため壁によりかかる事が出来ず、再考の余地ありだろう。



ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉、43.0℃、
PH8.5、成分総量2760mg、
微弱黄色・澄明・殆ど無味・微弱鉱物臭 H27.3.25
メタケイ酸169.2

¥300


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府鉄輪温泉 熱の湯温泉 - 澤西祐典『別府フロマラソン』出版記念トークイベント

 

10-84

936

別府八湯温泉道

NO.39

鉄輪

熱の湯温泉

 

澤西祐典『別府フロマラソン』
出版記念トークイベント

 

平成29年8月6日訪問


時折、強い風の吹く中、鉄輪まで下ってくると蝉の声が暑苦しいものに変わり、地熱が地表近くを漂って蒸し暑さでうだるようだ。そんな中、浴後に汗が引かないここを訪れるのは勇気がいる。塩化物泉は別名「温まりの湯」で、塩分が皮膚の表面を覆い、湯冷めを防いでくれると言われるからだ。


また、ここは天然の保湿成分といわれるメタケイ酸が689.6mgも含まれている。しかも、塩化物泉で弱酸性の湯は極めて珍しく、「鉄輪臭」といわれる独特の芳香を持っている。この日は浴槽内で60を数え、水道で水浴びをしてすぐに上がった。

 

15:00からは鉄輪の冨士屋一也百ホールで、「澤西祐典『別府フロマラソン』出版記念トークイベント」が開催された。澤西氏と大分市のカモシカ書店店主:岩尾晋作氏がトークライブを繰り広げ、著者の来歴、別府大学の講師となった経緯、本書執筆の動機や裏話が語られた。


別府八湯を舞台とする小説といえば、織田作之助の「続夫婦善哉」をはじめ「流川文学」と呼ばれることがあるが、関西汽船で来別した関西人の別府での営みが主題となっており、別府独自の文学作品とは言い難い感がある。澤西氏の次回作では別府の奥深さを描いてほしいと切望したところ、別府を舞台とした作品はこれで最後とのことで、ちょっと残念だ。

ナトリウム-塩化物泉、83.4℃、PH4.1、成分総量4535mg
無色・澄明・弱塩味・無臭 H21.3.10 市有渋の湯上泉源

無料


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府明礬温泉 明礬湯の里 - 今年の「別府八湯検定」も「準カリスマ」に終わった

 

10-83

935

別府八湯温泉道

NO.59

明礬

明礬湯の里

 

今年の「別府八湯検定」も「準カリスマ」に終わった

 

平成29年8月6日訪問


8/6(日)午前は恒例の「別府八湯検定」に挑戦した。今年で第7回を迎えたが、未だに「別府八湯カリスマ」の称号は手にしていない。最近は九州産業大学の浦達雄先生による超難問を楽しみにする余裕も生まれてきたが、速報によると今年も残念ながら「準カリスマ」に終わったようだ。


検定終了後、同じ会場で小説「別府フロマラソン」の著者:澤西祐典氏のサイン会が行われた。

 

次の予定までの空き時間に、ここを訪れた。台風接近中という事もあり、さすがに客足はまばらだ。折からの風に木々がザワザワと揺れる中に、裏山からはカナカナという蜩の声が聞こえてくる。ここは酸性硫黄泉で、強烈な酸味、青白濁の美しい色と温泉らしい独特の香りがある。


ここを営む脇屋家は、江戸時代に脇儀助が森藩領の鶴見村で、明礬製造を始めたことにさかのぼる。その後、徳川幕府の許可を得て天領の野田村明礬山で明礬製造を始めた。平田川のを隔てて東が天領で脇屋家が差配し、西は豊後森藩久留島家の飛び地で岡本屋旅館の岩瀬家が差配していた。国の重要無形文化財に指定された「湯の花の製造技術」により作られる入浴剤は、この両家により守り伝えられている。



酸性・含硫黄-単純温泉、64.4℃、PH2.3、
成分総量864mg、無色・弱白濁・弱収斂味・強硫化水素臭 H27.3.24 水素イオン 5.0 硫酸イオン470 メタケイ酸160.8

¥0
(七段無料券)



テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

別府温泉 豊泉荘 - 週末は温泉関連のイベントが目白押しだ

 

10-82

934

別府八湯温泉道

NO.20

別府

豊泉荘

 

週末は温泉関連のイベントが目白押しだ

 

平成29年8月5日訪問


今年も8月第1週の週末は、温泉関連のイベントが目白押しだ。8/5(土)は別府市の溝部学園短期大学の「温泉コンシェルジェ公開講座」が、タレントの北出恭子女史を講師に招き「私を虜にした温泉の魅力」と題して、別府市役所のレセプションホールで10:30~16:00の長尺で開催された。


特に「女性目線=北出目線で見る温泉の魅力」や、ゲストの温泉写真家:杉本圭さんのお話しが興味深く、あっという間の4時間半だった。昨年の熊本地震とその後の豪雨で大変な被害を蒙り、再建途上の南阿蘇の名湯:地獄温泉清風荘の川津ご夫妻が参加されており、ご挨拶させていただいたが、日帰り入浴再開までにあと一年、旅館の再開には二年を要するようで、心が痛むと共に接近中の台風5号の影響が懸念された。

18:30からは「温泉マイスター協会」2周年記念講演会、 「鼎談:3名人が別府温泉の魅力を語る Part.2」と題し、齊藤雅樹、土谷雄一、北出恭子のお三方の対談が行われた。斎藤先生は先月、北方四島のビザなし渡航に参加されたとの事で、私から北方領土の温泉事情について質問し、大変な温泉ワンダーランドの可能性を秘めているとの回答をいただいた。


2つのイベントの合間の時間で、耐震工事が終わり営業を再開したこちらを訪ねた。外観や浴室の様子は依然と特に変わりはなく、無色・透明の土類泉が掛け流されていた。ちょうど夕食前の時間にあたり、宿泊客が続々と入浴に来られ、盛況の様子だ。ただし、日帰り入浴は¥500円に値上げされ、次の温泉本発刊までは無料券・半額券は使えない様なので、注意が必要だ。



ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩泉、57.1℃、PH7.4、成分総量1061mg
45/min、無色・澄明・無味・無臭  H21.12.11

¥500


テーマ:温泉♪
ジャンル:旅行

澤西祐典著 小説「別府フロマラソン」」が発刊されました

 


 別府八湯を舞台とした痛快・ユーモア小説が発刊された。タイトルはズバリ「別府フロマラソン」である。

 作者は別府市在住で、別府大学文学部講師にして、2011年に「フラミンゴの村」ですばる文学賞を受賞した澤西祐典氏である。澤西氏を最初に知ったのは、昨年9月発売の「別府八湯温泉本」に寄稿された「別府七不思議」という一文であった。

 その後、文芸誌「すばる」20167月号の特集「読む温泉」中で、澤西祐典氏、円城塔氏、福永信氏による鼎談「別府を読む、別府を書く」が掲載されているのを知り、購読した。

 今年2月には別府大学で開催された「温泉と文学」と題するシンポジウムに参加し、澤西氏の別府八湯に対する並々ならぬ関心を目の当たりにした。


 

 そんなこんなで、澤西氏の手により別府八湯を舞台にした小説が上梓されないものかと密かに期待していたが、今回の発刊の運びとなり、ご同慶の至りだ。

 しかも、売上金の一部は昨年の熊本地震で浴屋が傾いて、惜しまれながら取り壊された路地裏の秘湯「梅園温泉」の再建資金に寄付されると聞き、よけい嬉しくなった。

 著者がこの作品を書くきっかけとなったのは、本書の「あとがき」に縷々綴られているが、要約すると「(その他の温泉地とは違い)、広大な市内に、湯がどばどばと垂れ流されいるーそれが別府だった。」との驚きと、「別府にゆかりがあるなしに関わらず、読者の方にも、この別府のおかしさを少しでも感じ取っていただければ作者冥利につきます。」との思いがあったようだ。

 作品の論評をすることはよしておくが、著述の中に思い違いをされている所があったので、別府ファンとして僭越ながら指摘しておきたい。

 

柴石温泉の長泉寺、「お寺の境内にお湯が湧いていて」→龍巻地獄からの引き湯で、紛うことなき「地獄の湯」である。

日田市の夜明温泉、「大分県と熊本県の県境」→大分県と福岡県の県境がより的確だろう。

亀川温泉の四の湯温泉、「熱海、有馬、道後温泉に続く「四番目の名湯」」→ここに掲げられた扁額には、「景行天皇がここに入浴した際に、伊予の道後、摂津の有馬、紀伊の牟婁に続く第四の名湯であるとされたことから名付けられた」とあり、熱海温泉ではなく南紀白浜温泉であろう。

鉄輪温泉の湯あみ祭りで温泉に浸かるのは、「一遍上人の石仏」→かつては木造像だったが、今は樹脂製のレプリカ像が湯あみされる。


      

 澤西氏は今作品を書いた時点で、第7037代別府八湯温泉道名人となられておられ、今年4月の別府八湯温泉まつりの名物イベント「第二回べっぷフロマラソン」を完湯するまでにのめり込んでいるようで、別府の舞台とした次の新作にも大いに期待したいものだ。

      



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